楽天はグループが変にブランド化してしまって、好みが分かれるところです。
正直、嫌いな人は結構いると思う。プロ野球楽天ファンは多いにせよ。
「どうせ楽天ポイントで囲まれるだけで、それ以外のメリットなんてないんでしょう」とお思いの方は、すでに少し損しているかも。
実は、ポイントを抜きにしても、楽天の住宅ローンて結構お得なんですぜ。
楽天銀行の住宅ローンによって得られる安心感
- フラット35の第一候補である
- ハッピープログラムで楽天ポイントがたまりやすくなる
- 楽天銀行も使いやすいネット銀行筆頭(SBIには劣る)
- 資産運用も楽にできる「楽天証券」をグループに含む強さ
- 楽天グループのAI開発力と銀行への応用への期待
という5つの安心があります。
楽天銀行を体験してみたレポート
実際に、わたしも楽天銀行を利用しています。そして、住宅ローンをネット銀行にしていなかったことを激しく後悔しています!
まず、住宅ローンはやはり金利がずっと安い。
しかも、これは楽天サービス全てに共通しますが、ポイントが余りすぎて困るくらい、とにかく貯まる。楽天の会計で現金を使用することはほとんどないです。
では、詳細について説明していきます。
読むのが面倒な方は、
- なんにせよ、楽天銀行の口座を開設する
- 楽天銀行口座を住宅ローンの決済口座にすることで金利・手数料優遇を受ける
- 楽天銀行に事前審査を申し込む(1〜2ヶ月かかる場合あり早めに相談!)
これだけ知って入れば大幅に損をすることはないと思います。
フラット35は業界No.1の地位を築く
フラット35といえば「ARUHI」ですが、楽天銀行のフラット35も、メガバンクを凌ぐ勢いで人気の住宅ローン商品となっています。
他行と差別化できる人気の理由として、「手数料が安く、さらに金利も安いので金額的には一番お得にフラット35を利用できる」というものが口コミでも多く挙げられています。
ハッピープログラムでポイントがたまりやすくなる
ハッピープログラムについて説明しなければいけないと思うのだけど、まずは、「住宅ローンを借りると1ステージ上がって獲得ポイントが3倍になる」ということだけは伝えておきたい。
意外と上がらないハッピープログラムのステージ
わたしは、楽天は家族用資産運用口座として利用しているのだけど、これはあまり預金を入れていないこともあって、5段階のうち下から2番目の「アドバンスト」から移動したことがない。
このハッピープログラムのステージを手っ取り早く上げるには、とりあえず資産を入れておけばいいのだけど、運用のための口座として利用していることもあって、入れたものはすぐに証券口座の方に移動してしまう。

この、上がらないステージが、住宅ローンを借りているだけで1ステージアップなので、かなりお得だったりします。
獲得ポイントもわずかながら上がりますしね。
ネット銀行としての利用しやすさは中堅くらい
SBIはアプリとしても使いやすかったんだけど、楽天の方は「これがしたい」ということがあっても、アプリだけで解決しないことが多々あって、ちょっとやきもきするときはある。
専用アプリは使い勝手はもう一歩
専用アプリがあるだけまだマシだし、使いづらい、と糾弾するほどではない。
わかりやすさはあるしね。

楽天アプリはこんな感じ
ログインはTouch IDでOKなので簡単
ログイン方法はTouch IDで入れるのでお手軽です。
ただ、逆にいえば、Touch IDで開けられてしまうので、セキュリティとしてはいまひとつとも言えますね。
送金などの操作にはさらにパスワードが必要なので大丈夫かとは思いますが、
- 監禁されている
- どこでも寝ている
- 指紋を採取されている
- ピースサインのアップをネットに投稿している
- 妻に恨みを抱かれている
という方は少し注意が必要です。
ATM手数料の無料回数はSBIの方がいい
ただ、さっきも言ったように、ハッピープログラムのステージ次第でATM手数料無料回数が異なる。
しかも、楽天はSBIほどはATMや振込手数料の無料使用回数は多くないので、評価としては中堅くらい、といったところです。
住信SBIネット銀行のスマートプログラム
住信SBIネット銀行 ランク スマートプログラム ランク4 ランク3 ランク2 ランク1 ATMご利用手数料
無料回数お預入れ 無制限 お引出し 月15回 月7回 月5回 月2回 住信SBIネット銀行の口座あて 無制限 他の金融機関あて 三井住友信託銀行 無制限 上記以外 月15回 月7回 月3回 月1回
楽天銀行のハッピープログラム
楽天銀行のハッピープログラム(楽天銀行より引用)
資産運用は「楽天証券」とマネーブリッジで自動入出金が便利
楽天銀行も大きなグループで、グループ内に証券会社もあるので非常に簡単に資産運用が開始できます。
我が家のNISA口座は楽天証券で開設しました。NISAの手続きのために書類のやりとりがあったくらいで、ものの5分くらいで手続きは終わります。

口座開設後も、「マネーブリッジ」というサービスを設定しておくだけで、楽天銀行の口座から自動で出金をおこなってくれます。
たとえば、積立NISAの入金のためにわざわざPC開いて、IDとパスワードでログインして、とかの作業が全く必要なく、勝手にやってくれます。資産運用のハードルが一番低い銀行と言えそうですね。
ちなみに楽天証券が取り扱っている投資信託もいいものが揃っている
少なくとも、投資初心者の私が、投資信託に利用する商品選びに悩むことはなかったです。
楽天のいいところは、期間限定で場合によっては腐っていくポイントたちを「とりあえず投資に回しとけ」ってことができることですね。(期間限定ポイントは投資に使用することはできませんでした、残念!)
資産運用についてはまた別記事します。
「楽天グループが安心」の裏返しで地銀で借りることがリスク
別に、地銀が危ない、というわけではないのですが、一方で、ネット銀行の方が今後の変化にフットワーク軽く対応できるんじゃないかと思っています。
新潟の方は、地銀筆頭の「第四銀行」と「北越銀行」の統合がかなり大きな話題となったのが記憶に新しいですね。「株式会社第四北越フィナンシャルグループ」、なんだかかっこいいのか悪いのかよくわかりませんが。
本音で言えば、こういった新しい試み、しかも地元の企業・銀行にお金を入れたいのはやまやまなのですが、わたしもいちブロガーとして、「なんかややこしいことになっているのはリスク」と素直な感想を発信したいのです。
第四銀行・北越銀行にはもちろん、新潟企業のバックアップや、地域の面白い試み、イベントの支援などしてもらいたい。そして、その提案はいち早く察知して、情報発信の力添えをしたい、とは本気で思っている。
これを楽天銀行の説明の場に使うのはいささか卑怯な気もするが、頑張れ、新潟、頑張れ、地銀。

人工知能(AI)の取り入れがスムーズにいく楽天
さて、少し新潟の話をしてしまいましたが、全国的に地銀は同じような境遇に立たされていると思います。
まず、AIの発達で、銀行員の絶対必要数がかなり減ります。今後なくなっていく職業の筆頭は銀行、というか金融関連です。住宅ローンの提案なんてものは、AIの最も得意なところですからね。さらに事務処理なんてもっといらない。ネット銀行の方が、自然な形で今後の「銀行変革」の波に乗れると思います。
人工知能によって「銀行員が大量に失職する」というのは本当か?│田原総一朗「人工知能をゼロから学ぶ」
楽天グループ自体が、各々の分野で積極的にAIを取り入れていくはずだから、楽天銀行は結構安心だと、私は思います。
しかし「地銀らしい」生き方は必ずある
とはいえ、地銀は地銀で、むしろ地銀の既存のネットワークは、これからの高齢社会に必ず生かす方法はあります。そこを履き違えなければ、必ず地銀こそ、「AIに奪われない仕事」ができると思うの。
https://gatahome.com/chigin-merit-loan/
楽天AIの取り組み
興味がある人は少ないと思うので、簡単に。
楽天と日本IBM、「楽天AIプラットフォーム」を構築
楽天は実際に、AI専門の部署を立ち上げていますし、かなり力を入れています。
こういうときに、巨大グループは強い。
AIの恐ろしいところは、一度開発されれば、それが他分野に応用できてしまうこと。まだ、顧客対応のレベルでしかないようですが、顧客のデータ情報から最適な住宅ローンを導き出して提案することは、むしろAIというか機械の方が安心感があったりします。人は自己の利益のために相手を騙す、ということを知ってますからね。
楽天のおかげで、銀行とAIについてのちょっとした記事をかけました、ありがとう!
ぶちくまおすすめのAIが学べる本
ちなみに、AIについて勉強するのはすごく楽しいです。ようやく、ドラえもん的な未来が来そうだなぁ、と感じさせてくれる期待感があります。
一方で、我々もAIについてしっかり学んでおかないと、ただ仕事を奪われるだけ。
しっかり学んでおけば、AIと共存して、AIを使ってより効率的に自分の仕事ができるようになりますよ!
ちなみに、Amazon kindleのアンリミテッド会員なら無料で読めます。
衝撃!なんと楽天銀行も無料で「全疾病保障」に対応
こいつは速報です!
楽天銀行、住宅ローンで全疾病特約付団体信用生命保険の提供開始
なんと、楽天銀行も、これまでの「8大疾病保障」から大きく保障範囲を広げ、「全疾病保障」となりました。これは、わたしのオススメのSBIを超える待遇です!
関連ネット銀行の住宅ローンで疾病保障がつく場合の選び方【SBI選択がベスト】
楽天銀行の全疾病保障はどんな感じ?

楽天銀行より引用
- 「就業不能給付金」:支払基準日において、保障開始日以降に生じた病気やケガ※3を原因とする所定の就業不能状態※4が15日を超えて継続していると医師によって診断された場合、毎月の返済額を保障
- 「就業不能保険金」:支払基準日において、保障開始日以降に生じた病気やケガ※3を原因とする所定の就業不能状態※4が1年を超えて継続したと医師によって診断された場合、住宅ローンの残金を全額弁済
住信SBIネット銀行と比べても、ほとんど遜色のない内容と言えそうです。
リビング・ニーズ特約がありがたい
リビングニーズ特約とは、余命6ヶ月以内と判断された場合に、死亡した際の保険金の一部、または全額を生前に受け取ることができる特約です。
これは、全疾病保障だからこそできる特約ですね。リビングニーズ特約は、余命宣告を受けた場合は、すべての病気、怪我を対象になることが多いです。
給付金と同じ扱いになるので、非課税になります。
リビングニーズ特約ってどういうメリットがあるの?
まず、生きている間に自由に使うことができることですね。本来、お金は残すものではなく、使うものです。使い道が選択できる、ということは、家族と最期の時間を一緒にすごすために使うこともできますし、治療費にあてることもできます。
治療費に当てることができるので、例えば、最後の希望に高額な治療にかける、ということもできるわけですね。
生前給付金を受け取ったあとに、病気が治った場合でも返金を求められることはありません。
http://hoken.kakaku.com/insurance/gla/select/livingneeds/
- 使い道は自由
- 保険料の支払いが楽になる(なくなる)
- 「余命宣告」が契機なので、疾病・疾患の対象がなくわかりやすい
リビングニーズ特約ってどういうデメリットがあるの?
- 使いきれなかったら相続税がかかる
- 生命保険金が支払い分減る
- 全てもらえるわけではない
住宅ローンの場合のリビングニーズ特約は
いいこともわるいこもあるリビングニーズ特約ですが、住宅ローンの団体信用生命保険の場合は、住宅ローンにあてがわれますので、「お金を自由に使う」というメリットはないわけですね。
楽天銀行の住宅ローンまとめ
銀行、証券会社同時開設も簡単なので、もしもネット銀行の口座が一つもないようであれば、住宅ローンの情報収拾のためにも一度公式HPをのぞいてみるといいですね。
また、他の銀行と比べてみることで、「どこがどれくらいお得か」も実感できていいと思います!
住宅ローンを借りる際はかならずキャンペーンもチェック!
珍しく、記事執筆時は楽天銀行の住宅ローンのキャンペーンを行なっていませんでした。
ただ、かなり高い確率で、住宅ローンを借りる(相談する)と楽天ポイントがもらえるキャンペーンをやっているので、
要チェックです!(当サイトも細かくチェックしておりますので、随時情報配信します!)
ポイントサイトのおすすめ記事
ポイントサイトを使う時にどこがいいか、という情報をまとめているページがあります。

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