わたしがネット銀行の住宅ローンをおすすめする理由は、金利が安いから、ではないんです。
- AIの台頭でほとんどの銀行の業務は不要になる→倒産リスク
- 金利以上に疾病保障がお得である
この2つの理由からです。
わたしは大手であろうとなかろうと、20年間の間にほとんどの銀行がなくなると思います。生き残るであろう銀行は、すでにほとんどの業務を最適化しているネット銀行と、むやみやたらに大きくなっていく巨大なメガバンクだけでしょう。
その辺りも気になるところではありますが、まずは普通にお得な疾病保障特典についてしっかり学んで、少しでも損のない住宅ローンを選びましょう!
圧倒的に魅力なのはSBIの「全疾病保障」
まず、先にわたしのおすすめを申し上げますと、住信SBIネット銀行の住宅ローンがお勧めです。
保険料0円の、「全疾病保障」に勝る特典はないと思います。これは、金額的なメリット以上の効果があります。
「団体信用生命保険の保障をどうするか」という悩みまで解決してくれる、最良の選択です。
では、詳しい説明は以下に続きます。
ネット銀行の疾病保障は無料なのでとりわけお得である
ネット銀行の住宅ローンは、疾病保障も無料でつくことがあり、みかけの金利以上にお得です。
これは、保険料に追加の金利上乗せや別途の料金がかかるわけではありません。というか、保険料がローンに組み込まれています。
保険料が組み込まれているにも関わらず、ネット銀行では変動金利は業界最低金利を提案してくれています。つまり、お金でもサービスでもネット銀行が一枚上手です。
とりあえず、住宅ローンを選ぶ際は、ネット銀行を第一に検討してみてください。
いやいやちょっと待てよという地銀のメリットはこちら

地方銀行と比べると一目瞭然
同じ特典を例えば、我らが新潟の地方銀行「第四銀行」で再現してみると。
そもそもの金利が高い上に、さらに金利を上乗せして保障をつけるという、ダブルデメリットに見舞われます。
もちろん、地銀には地銀の魅力もありますが、事前審査の段階では、必ずネット銀行の住宅ローンを選択できるようにしておきましょう。最終的に地銀が候補に入ることは問題ありません。
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医療者が感じるSBIの全疾病保障が魅力的な理由
わたし、ぶちくまは医療従事者なのですが、職業柄、疾病保障に対しては

と感じることが多いです。
ただ、このSBI全疾病保障については圧倒的に魅力に感じます。
疾病保障がつかないこと自体はデメリットではない
そもそも、疾病保障がいるかいらないか、ということもあると思います。

三大疾病がつくだけでもお得か
まず三大疾病といえば、悪性新生物、心疾患、脳血管疾患を対象としていることが多いですね。もちろん、無料で疾病保障がつくなら、ついていた方がいいですよ。
これらは、ガンにしても、血管系、循環器系の疾患にせよ、40代くらいからリスクががつんと上がります。ストレス負荷も多い現代社会、突然の心疾患、脳血管疾患になる可能性は高い上に、今続けている仕事を続けられなくなる可能性は高まります。
心疾患であれば、その後継続的に内服治療となる可能性もありますし、負担が増えます。脳血管疾患の場合は、いわゆる脳梗塞ですね。麻痺や構音障害のために、長期的なリハビリが必要となる場合もあります。
つまり、三大疾病になった場合は、現在の治療法では入院自体が長期化するため、仕事に戻れるにしても長期的な離脱は余儀なくなる、という可能性があります。
7大とか8大までの保障は必要か
これはあくまでも私の考えですが、3大以上に増やしても、それが「全疾病保障」でない限りは、ほぼ三大と同義だと思います。

たしかに、疾病保障の幅が広いに越したことはないのですが、そこに「糖尿病」や「高血圧症」を含めても、それらを原因に、長期的な入院になり、かつ仕事が続けられない状態になる可能性は少ないです。
少なくとも住宅ローンで満足のいく保険金をもらえる期間に関しては、特に。
もちろん無理に外すべきものじゃないし、選んだ住宅ローンの保障範囲が広いに越したことはないですよ。ただ、「3大よりも8大の方が数が多いからいいでしょ」といって、
住宅ローンを選ぶことはない方がいいですね。それよりも他の点に注目すべきです。
30代で糖尿病や高血圧のリスクに備えるべきか
もちろん、30代でも糖尿病にもなれば高血圧にもなります。
ただ、糖尿病と高血圧症で仕事ができなくなるリスクはかなり低いです。どちらも、仕事ができなくなるレベルになる場合は、心疾患や脳血管疾患を合併する可能性があります。
糖尿病や高血圧症に関しては、合併症を悪化するまで放っておくことが1番のリスクです。30代であればなおさら、自分の健康管理を見つめ直す方が、保険よりも先に考えるべきことです。

はい、医療者のようなことを言ってみました(笑)
でも、本当に健康については見直したほうが、お金のメリットも多いし、なにより元気に動けるのって幸せですよ。
リスクショッピングよりも「働けないことがリスク」にシフト
1型糖尿病は免疫的な問題から突然なることもありますし、高血圧も原因疾患が突発的なものであればなることもあるでしょう。
ただ、これらのリスクに関しては「備え始めたらキリがないもの」だと思います。
「あの病気はどうだ」「この病気も危ない」とリスクショッピングを始めたら終わりがありません。
住宅ローンの団体信用生命保険について考えるのであれば、シンプルに、「働き続けられるのか、どうか」でいいわけです。
8大疾病と全疾病には大きな違いが
住信SBIネット銀行の住宅ローン「全疾病保障」と、その他「三大」「七大」「八大」疾病保障については、かなり大きな違いがあると私は思います。
理由は、疾病にこだわらずに「働けなくなること」に着目しているから。
住宅ローンを組んだ時の最大リスクは死ぬことより働けなくなること
あくまでも「保険がおりない」という意味合いだけでね。生きていることは大事なこと。
ただ、ある意味ではローンを抱えたまま、働けない状況というのはとても苦しい状態です。
そんな時に、「あの病気じゃないからだめ」とか疾病で区別される保険に意義はあるのか、と私は思います。
住信SBIネット銀行の団体信用生命保険では、その心配がなく、病気だけではなく、ケガに対しても保障の範囲が届いているところは、かなり安心感が違います。
保険は結局のところ、安心であることが大事。
細かい保険の規約も読んでおこう
月々のローン返済に対する保障(就業不能信用費用保険金)
[1] 疾病や傷害で所定の就労不能状態になった場合、月々の返済を保障します。
責任開始日(※)以降に被った病気・ケガにより、責任開始日(※)から3ヵ月を経過した日の翌日以降に就業不能状態となり、その状態が継続し、ローンの約定返済日が到来した場合、当該約定返済額が保険金として支払われます。ただし、8疾病以外の病気・ケガについては入院により就業不能状態となった場合に限ります。
また、8疾病以外の病気・ケガについては、免責期間が1ヵ月あります。
1回の就業不能状態に対する保険金のお支払いは、8疾病の場合12回分、それ以外の場合11回分を限度とします。また、ローンお借入期間中通算してそれぞれ36回分を限度とします。
ローン債務残高に対する保障(債務繰上返済支援保険金)
[2] 就業不能状態が続いた場合、住宅ローン残高相当額が支払われます。
責任開始日(※)以降の病気・ケガにより、責任開始日(※)から3ヵ月を経過した日の翌日以降に就業不能状態となり、その日から12ヵ月を経過した日の翌日0時まで就業不能状態が継続した場合、その時点のローン債務残高相当額が保険金として当社宛に支払われ、債務の返済に充当されます。ただし、8疾病以外の病気・ケガについては入院により就業不能状態となった場合に限ります。
ここは最低限読んでおいてほしいところ。
詳しいところは、SBIに直接問い合わせるべきです。
働けないリスクNo.1である精神疾患をもっと手厚くしてほしい
わたしが医療関連として働いていたときの経験から言えば、就業できなくなる理由はほぼ「精神疾患」です。
これが保証されないのであれば、全疾病と言わないでくれ、とわたしなんかは思います。
この話はだいぶ長くなるので別記事にしますが、ただ保険としては精神疾患はどうしても相性が悪いので、今回、SBIが悪い、というデメリットにはなりません。
入院によって就業不能な状態はどれくらいの確率で起きるか
「就業できない状態」は、判定は保険会社次第になるので、何とも言えないところがあります。
ただ、一般的に「就業不能状態」とは、「失業」とは違って、「今の仕事は続けられないかもしれないけど、最低でも内職くらいはできるでしょ」という状態なら、就業不能状態とは言い難い、と考えられます。
あくまでも「仕事ができるかどうか」なので、内職でも働ければ就業不能状態とは言えない、と判断されることもある。もちろん、保険会社によって違います。
少なくとも、仕事できなくなれば全部OK,という感じではないということだけは頭に入れておいてください。
住宅ローンと生命保険はわけて考える
住宅ローンについては、どれくらいリスクがあるか、よりも大事なことがあります。
死亡や働けなくなるリスクが「いつ」起きると大変なのか、「どれくらい」の保障が必要になるか、です。
これは保険を決める際に大事なことであり、これも団体信用生命保険に求めようとすると、ややこしくなります。「住宅ローン」と「生命(死亡)保険」はわけて考えるようにしましょう。
死亡原因と住宅ローンで備えるリスクは異なる
よく、「死亡原因の半分ガァ悪性新生物で…」、なんて話をしますが、いったん、死亡原因は頭から切り離しましょう。
あなたに不幸があった時に一番苦労する期間は、いつでしょうか。
実は、ローンを借りた最初の10年じゃないでしょうか。
つまり、考慮すべきは、「住宅ローンを利用している10年間に、これらの病気になる可能性がどれくらいあるか」というところです。
支払いの契機となるタイミングには注意が必要
「診断確定」なのか、病気の状態が続いたら、なのかでもらえるかもらえないかは大きく異なってきます。
住信SBIネット銀行の疾病保障団信で注意すべき点は、入院継続が条件となることです。
いまや病院に12ヶ月入院していることはほぼない
いや、ないことはないんですが、少なくとも将来的にはないでしょうね。
病院という名のケア施設、リハビリテーション施設などに長期療養入院することはあるとは思いますが、治療目的で12ヶ月入院する場面はほぼないです。
言葉は悪いですが、「死ぬときは死ぬ」「治るときは治る」パターンが一番多いです。とくに、住宅ローンを支払いはじめる年代の人であればなおさら。
住信SBIネット銀行の就業不能状態と入院について
住信SBIネット銀行のサイトには、就業不能状態について、「就業不能状態とは被保険者の経験・能力に応じたいかなる業務にも、まったく従事できない状態を言います。なお「8疾病以外の病気やケガ」による場合は、就業不能状態を「入院」とします」と記載しています。
無料の疾病保障団信がついた住宅ローンを徹底比較! 住信SBIネット銀行、じぶん銀行のどちらが有利?
少し引用させてもらいましたが、「就業不能状態」を「入院」とする判断もあるようです。
銀行による疾病保障まとめ
疾病保障 | |
住信SBIネット銀行 | 全疾病保障 |
じぶん銀行 | 住信SBIネット銀行 |
ソニー銀行 | 3大疾病 (金利+0.3%) |
楽天銀行 | 全疾病特約 |
イオン銀行 | 8疾病保障付住宅ローン(金利+0.3%) |
楽天銀行も全疾病特約へ
2018年8月に、楽天銀行も全疾病特約付き団体信用生命保険の提供を開始しました。
楽天銀行、住宅ローンで全疾病特約付団体信用生命保険の提供開始
後出しなので、目盛り1本分くらいですが、楽天銀行の方がお得になりました!
楽天銀行の方がお得な理由
これは、「全疾病保障」は一緒なんですが、支払われるタイミング、契機が楽天銀行の方がお得だからです。
- 「就業不能給付金」:支払基準日において、保障開始日以降に生じた病気やケガ※3を原因とする所定の就業不能状態※4が15日を超えて継続していると医師によって診断された場合、毎月の返済額を保障
- 「就業不能保険金」:支払基準日において、保障開始日以降に生じた病気やケガ※3を原因とする所定の就業不能状態※4が1年を超えて継続したと医師によって診断された場合、住宅ローンの残金を全額弁済
しかも、リビング・ニーズ特約もつきます。

楽天銀行より引用
これは、かなりお得です。また別の記事にしますね!

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