蒸気排出ユニットは必要でない3つの理由をまとめました
- 蒸気を逃すだけの装置にしては高い
- 蒸気対策を「排出ユニット」に頼る必要がない
- 排出ユニット自体の故障リスク
この辺りのことで考えたことを記事にしています。
蒸気排出ユニット、ご存知ですか?
カップボードを新調したり、新築する際に直面するのが、「蒸気排出ユニットがいるかどうか」ということです。

結局、付けずに新築して暮らしているけど、やっぱり蒸気排出ユニットは不要でしたね。
特にお金に頓着しない方であれば付けて損をするようなものでもないのですが、私くらいの「家づくりを数万円単位で節約したい」という方には読んでいただきたい情報をまとめました。
結論は、蒸気排出ユニットは不要
いるかいらないかシリーズ、食洗機に続き、第2回目は意外と悩んだ蒸気排出ユニットです。
我が家はTOTOのシステムキッチンを組み入れ、当然、壁付収納もTOTO製品です。蒸気排出ユニットに関してはおそらく他のメーカーでも似たようなものを取り入れているかと思いますので、新築の際にはみなさま同じような悩みを持つのではないでしょうか。

特に少しでも安く建てたいローコスト至上主義の私としては当然のこと。私の聞いたところでは7万円ほどの違いがあったように記憶しています。
しかし、蒸気はお家の天敵でありますし必要な対策であればケチることもないかと、悩みどころ。果たして必要なのでしょうか。
蒸気排出ユニットはケチって他に予算を回したいところ
ぶちくま家の結論としては、蒸気排出ユニットはやめました。
理由としては、まずは以下の4点。タイトルでは3つの理由にまとめましたが。
詳しくは下記で説明していきます。
蒸気排出ユニットについて知りたい
蒸気排出ユニットが必要かどうか知るためには、そもそも蒸気排出がなんたるかを知るべきです。
蒸気排出ユニットとは
どういう時に必要になるか
まず、シンプルに必要なものかどうか。めんどくさがりには蒸気排出ユニットが必要と言えます。
家電収納部は引き出しになっているのですが、引き出さずに収納したまま炊飯する場合には必須です。
水蒸気対策をしないとカップボードはどうなる?
炊飯時の蒸気の量は尋常ではないので、収納部の天板が水浴び状態になります。ベコベコになりますし、カビも生えます。カップボードの構造がダメージを受けるので、一部修繕では済まずに買い替えが必要になります。

つまり蒸気対策は必要。
蒸気排出ユニットを使わない蒸気対策方法
排出ユニットなしでも蒸気への対策が取れれば、10万円も必要な追加料金を払う必要はありません。蒸気への対策を考えていきます。
①蒸気を別方向へ逃がす
シンプルに引き出して使用する。つまり蒸気を天板に当てずに広い空間に逃すようにします。
換気扇を回しておくだけで、ある程度の空気循環ができるので、普通に炊飯器を置いているだけであれば対策としては十分。ただ、ユニットなどの湿気がたまりやすい狭い空間の場合は、能動的に空気循環を作る必要があります。
新築の場合は高湿度が大敵
新築すると、湿度調整がけっこうナーバスになるんです。
湿度が高いと、知らないところでカビが繁殖する可能性があります。高断熱・高気密の家の場合は、死活問題となります。

除湿機の導入とかもしっかり考えたほうがいいですね。

また、新築と湿度については、「あかちゃんのために加湿器買いたいけど、家には悪影響?」という記事あたりに湿度が家に与える影響などについてまとめてあります。

②最近の炊飯器は蒸気カットできる
炊飯器側に対策を施します。つまり、蒸気が出ないようにする。
最近の炊飯器は、蒸気カット機能を搭載したモデルがあります。しかも、けっこう美味しく炊けます。
5万円もあれば日立の最新式が買えますので新築と一緒に炊飯器も買い換える場合はこれでもいいかもしれません。ただ、今後も蒸気カットに縛られて炊飯器を選ぶのは少し退屈かもしれません。
おすすめの蒸気レス炊飯器について知りたい
この記事が結構読まれているので、いよいよ「おすすめの蒸気レス炊飯器」の情報をまとめてみました。

米所新潟に生まれた私としては、美味しくお米をいただけることが大事ではあるのですが、同時に「それなりの炊飯器で炊けばそれなりに美味い」みたいなところもあって、味覚は甘やかされて育ったような気もします。

天板と側板をDIYで防水加工する
意外と、できなくはないDIYで防水加工。一番シンプルなのは、アルミのような浸水しない素材で覆ってしまうこと。

個人的に、新築では見栄えが悪いのでなしですが。
天板及び側板に防水加工を施す方法
ここまでするなら蒸気排出ユニットを取り入れたほうが楽かもしれませんが。
スチームリムーバーを設置する
実は後付けできて、強引に背部から前方に向けての気流をつくって、それで天板に蒸気があまり付着しないようにするアイテムがあるのですね。
キャビネットメーカーの、「パモウナ」のオプションとしてつけられるものですが、なんでもあるAmazonはさすが、なんでもありますね。
排気ダクトを利用する
スチームリムーバーは聴き慣れませんが、排気ダクトで検索すると代替品が見つかります。シャープヘルシオ用の排気ダクトは、もちろん食器棚には対応していませんが、DIYで利用することはできそうです。
本気で作るなら、換気扇型のものを背面につけるか。
キッチンキャビネットはキッチンと別メーカーでもいい
そういえば、キッチンキャビネットってついついキッチンメーカーと合わせがちだけど、キッチンメーカーのキャビネットって、色味とかが統一できるのはメーカーにしかできないメリット。
ではあるんだけど。
既製品感が強いっていうのが嫌だったり、背面は素材変えたかったり、あるいはすでにあるものを使いたかったり、いろいろ理由があって違うもの使いたいこと、あるんですよね。
さっき、スチームリムーバーの話題で、さらっと「パモウナ」とかワードをだしましたけど、キッチン決める際には、キャビネットについても「別メーカー」路線を考えておいたほうがいいですよ。
同じような質感でもっと安くできたり、あるいは個性的なキャビネットに魅力を感じたり。

新築の時にしかできないこと、いっぱい考えましょう!
蒸気排出ユニットはなくてもどうにでもなる
ぶちくまは悩んだ挙句、蒸気排出ユニットは採用しませんでした。
蒸気排出ユニット自体が壊れることが心配だったのとすでに予算超過していたので仕方なく削れるところは削った、というのが本音です。
つまり予算があったら取り入れたとも言えます。
やっぱり家電はある程度スッキリ収納しておきたいし、うっかり収納したまま炊飯すると水浸しになってげんなりすると思ったからです。
「ご飯を炊く」にアクセスする
一番手っ取り早い解決策は、やっぱり蒸気レスの炊飯器です。あれは本当に便利。
ただ、「ご飯を炊く」と「食べる・よそう」というタスクも案外分離しやすくて、「ご飯は炊いたらおひつに入れる」とすると、食卓でご飯を配膳できるようになるので、「蒸気排出ユニット」の場所にこだわる必要もないんだな、と最近は感じています。
蒸気が排出されない生活をしてみて
新生活をしていても蒸気排出ユニットのある生活を想像してみるわけです。あんまり心配になって安牌として炊飯器も蒸気セーブできる象印の炊飯器を買ったくらいです。

浮いたお金で炊飯器も新調できたと考えればお得な話としよう!
おひつを使えばそもそもそんなに炊飯器の出し入れはしない
しかしながら実際に生活してみると適応するものです。
炊飯は寝る前にするので収納しなくても邪魔にはならないし、炊き終わったらおひつに入れて保存するのでそれ以外の時間は結局収納できてます。
炊飯器に保温してるときも、結局引き出しを出し入れするので収納してるとそもそもめんどくさい。
いい炊飯器を買ったので炊きたてじゃなくても美味しく食べられます。常にまとめて炊いたりしています。
意外と炊飯時に収納しておきたいという気持ちにはならないもんでした。
引き出し棚のコンセントの位置が悪い
あと、どうでもいいけど出し入れする際に必ず引き出し棚が後ろのコンセント巻き込むのどうにかならんの?
つまり蒸気排出ユニットを含めて、あの場所での出し入れは意外と手間。
それと炊飯器が重いから、ずっと引き出してるとそれを支えてるサイドのレールに負荷がかかって、あれはいつか重力に負けて曲がると思うの。
ちなみに電気ケトルはうちにはないので、蒸気が出る家電の量にもよるのかもしれませんね。
電気ケトル、買っちゃいました!

蒸気排出ユニット対策のまとめ
蒸気排出ユニットの関連情報
当サイトの蒸気排出ユニットに関連して「知っておきたい」と思うことを簡単にまとめておきます。
TOTOキッチンについて
蒸気排出ユニットを含めて、我が家のシステムキッチンはTOTOを選びました。TOTOのキッチンについて書いたことなどをまとめておきます。

キッチン全般としては、各メーカーのキッチンの特徴をまとめた記事もあります。

キッチンとリビングと間取りの話
最近書いた記事としては、LDKの間取りについて考えるべきこと、という記事も書きました。家づくりの空間配置・間取りの設計に悩んだときに参考になるかもしれません。

コメント
「アルミ 新築 断熱」に関する最新情報です。
大手窓メーカーであるYKKAP、三協立山・三協アルミ社、LIXILの3社が、断熱性能の低い新築用アルミ窓の生産を終了する方針を示しました。これにより、全国平均の新築戸建住宅におけるアルミ窓の使用比率は2.5%に低下する見込みです。かつて新築住宅の需要を支えたアルミ窓は姿を消し、各社の窓事業戦略が今後の供給に影響を与えると考えられています。
https://www.housenews.jp/equipment/31463
「ys ys ボード ボード」に関する最新情報です。
新商品「YSボード」は、無垢材に近い見た目が特徴で、長野県松本市の杉建材を使用したオリジナルブランド「しなの杉」から発売されました。一般的なフリー板はフィンガージョイントで製作されるのに対し、YSボードは無垢材を横方向に接着することで、見た目の美しさと安定供給を実現しています。
https://www.s-housing.jp/archives/382728
「バス 転倒 路線」に関する最新情報です。
新潟県南魚沼市で、路線バス内で70歳代の女性が転倒し、救急搬送される事故が発生しました。事故は3月20日15時頃、60歳代の男性運転手がブレーキをかけた際に起こり、女性は頭部と太ももに痛みを訴えました。運転手は直ちに110番通報し、女性は意識があり会話もできる状態で病院に運ばれました。警察は事故の原因を調査中です。
https://www.niikei.jp/1495408/
「換気 sumika 排気」に関する最新情報です。
「sumika」は、大阪府東大阪市が提案する24時間全熱交換型換気システムで、高断熱・高気密住宅向けに設計されています。このシステムは、花粉などの微粒子を通さない2重構造のフィルターを搭載し、2.0㎛以上の微粒子を97%除去します。室内排気口はハウスダストやアレルゲンが溜まりやすい床面に設置されており、効率的に滞留物を排気します。また、フィルターの掃除も簡単で、運転音は従来品よりも静かな40dB以下に抑えられています。
https://www.s-housing.jp/archives/375920
「ファン ダクト 中間」に関する最新情報です。
中間ダクト用静音ファン「エボネア」は、省電力、風量無段階調整、超静音設計、高い設置自由度を特徴としています。東京都墨田区から新発売され、従来のファンの課題を解決するために設計されています。DCファンを採用することで消費電力を50%以下に抑え、騒音レベルは212㎥/h時に20dBと非常に低く抑えられています。また、縦設置、反転設置、床下設置が可能で、S、M、Lの3つのバリエーションが用意されており、様々な規模に応じた風量設計が可能です。
https://www.s-housing.jp/archives/375419
「キャビネット キッチン 21」に関する最新情報です。
TOOLBOXが提供する「ユニキッチンシステム」では、全21種のキャビネットパーツから必要な収納を選び、オーダーメイドでキッチンを構成できます。可動棚板やワイヤーシェルフ、引き出し、開き戸など多様なオプションがあり、サイズは10mm単位で調整可能です。さらに、スライドレールや丁番には高品質な金物を使用し、使いやすさや耐荷重にも配慮されています。天板は本体幅やコンロ・シンク位置を1mm単位で指定でき、他素材との組み合わせも可能です。このシステムにより、造作キッチンの設計にかかる労力と予算を効率的に管理できます。
https://www.s-housing.jp/archives/374900
「信楽 ひつ 信楽 ひつ」に関する最新情報です。
KEYUCAが新たに販売する「信楽の土おひつ」と「信楽の土茶碗」は、2日目でもふっくらもちもちの食感を保ち、温め直してそのまま食卓に出せる便利なアイテム。おひつは高級感のあるデザインで、内側はご飯がくっつきにくく洗いやすい仕様。スタッフの声からも好評で、環境にも優しく時短にもつながると評価されている。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000425.000042258.html
「家電 新生活 キッチン」に関する最新情報です。
4月からの新生活に向けて、林佑香キャスターが調査した最新のキッチン家電9選が紹介されています。新生活に役立つ食べられる器や持ち運べる換気扇など、便利なアイテムが取り上げられています。また、新たに登場した「スペパ」文房具にも注目が集まっています。
https://news.google.com/rss/articles/CBMiR2h0dHBzOi8vYXJ0aWNsZS5hdW9uZS5qcC9kZXRhaWwvMS81LzkvMjM5Xzlfcl8yMDI0MDMwOV8xNzA5OTQ3MDEyNzIxMjAw0gEA?oc=5