
当サイトは家づくりブログの都合、「ヒノキヤグループ」と出会すことが多いのだけど、新潟だとあんまり「桧家」の凄さの実感がわかないんだよね。
2018年の段階では、年間約3,200棟を建ちあげているヒノキヤグループ。家づくりブロガーだから知っていて当然っちゃ当然なのですが、新潟での知名度はそれほどでもない。

「Z空調」のCMは知ってるけどね
このページでは、そんな「斎藤工」>「Z空調」>「桧家」の知名度をひっくり返すべく、ほとんどコピペの情報をだらだらとお伝えしていく所存です。
ヒノキヤグループとは

ヒノキヤグループについて、知っておくべきことをまとめました。
ヒノキヤグループの基本的な情報
桧家住宅は、黒須新治郎(現 代表取締役会長)が起業した会社(当初は株式会社東日本ニューハウス。2003年に株式会社桧家住宅に商号変更)であり、木造注文住宅の設計、施工、販売を主業とする。起業のきっかけには、黒須が20年余りに渡り住宅業界で働く中で持った業界体質への不満があるという。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%8E%E3%82%AD%E3%83%A4%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%97
ちなみに、この桧家住宅が2011年に株式会社桧家ホールディングスに。M&Aを活発に行い、我らが北都ハウスは2014年に子会社化。2018年に株式会社ヒノキヤグループに称号を変更しています。
会社概要

https://www.hinokiya-group.jp/ir/wp-content/uploads/2019/02/20190226.pdf

スクショの手抜き画像ですいません。もう少し検索取れそうならデータ差し替えます。
ヒノキヤグループの特徴
ヒノキヤグループの特徴は、「急激な速度で会社規模を大きくしたこと」と、「家づくりに対する明確なビジョン」といったところでしょうか。少しずつ紐解いていきます。
M&Aでスピーディーな事業拡大


M&A履歴は、後述のコピペ年表をご覧いただければと思います。大事なことは、各地域で展開していくために、「どこを買収すればいいのか」を的確に判断していること。
アクアフォームを自社製に
断熱材の大手(だったのかは知らん)日本アクアを買収したことは、住宅メーカーとしてはかなり大きな変化の一手になったのではないでしょうか。

断熱材の賛否は散々語られているけど、少なくともコスパは最高であるアクアフォームは検討の余地がありますよね。


その後、「Z空調」という桧家の主力商品が出てきますが、家の性能の中でわかりやすい部分が「寒くない家」だと思います。

断熱は総合力なので、実際のところ断熱材だけでは家の機能は大きくは改善しませんが、「Z空調」という総合商品にすることで、何となくキャッチーでわかりやすい魅力になったよね。

企業年表(Wikipedia)

- 1988年:「株式会社東日本ニューハウス」として設立。
- 2003年:「株式会社桧家住宅」に商号変更。
- 2009年 :断熱材メーカーの株式会社日本アクアをM&Aにより子会社化。
- 2009年:- 株式会社ランデックスをM&Aにより子会社化し、桧家ランデックスに社名変更。
- 2011年:管理業務を除く全事業を子会社の株式会社桧家住宅さいたまに分割承継し、「株式会社桧家ホールディングス」に商号変更。株式会社桧家住宅さいたまは「株式会社桧家住宅」に商号変更。
- 2011年:株式会社池田住販をM&Aにより子会社化し、桧家不動産千葉に社名変更。
- 2011年:三栄ハウス株式会社をM&Aにより子会社化し、桧家住宅三栄に社名変更。
- 2012年:株式会社桧家住宅の群馬県全域・埼玉県の一部の事業を株式会社桧家住宅上信越に承継。
- 2013年:株式会社桧家不動産東京が株式会社桧家不動産埼玉及び株式会社桧家不動産千葉を吸収合併し株式会社桧家不動産に商号変更。
- 2014年:ライフサポート株式会社の株式を追加取得し、子会社化。
- 2014年:北都ハウス工業株式会社(現・株式会社パパまるハウス)を子会社化。
- 2015年:株式会社桧家不動産が株式会社桧家ランデックスを吸収合併。株式会社桧家住宅南関東が株式会社桧家住宅三栄を吸収合併し、株式会社桧家住宅東京に商号変更。株式会社桧家住宅東関東が株式会社桧家住宅北関東を吸収合併し、株式会社桧家住宅北関東に商号変更。
- 2016年:レスコハウス株式会社の全株式を取得し、子会社化。
- 2018年:株式会社桧家住宅東京が、株式会社桧家住宅・株式会社桧家住宅北関東・株式会社桧家住宅上信越及び株式会社桧家住宅東北を吸収合併し、株式会社桧家住宅(2代)に商号変更。
- 2018年:東京証券取引所市場第一部に指定替え。
- 2018年:株式会社ヒノキヤグループに商号変更。

新潟の住宅会社をまとめているときに、こんなに長くなる年表は扱わなかったな。。。これでも、合併関連に絞った情報なのだけど。
グループ内におけるパパまるハウスの役割

https://www.hinokiya-group.jp/ir/wp-content/uploads/2019/02/20190226.pdf
ちなみに、県民としては「北都ハウス」ことパパまるハウスには頑張ってもらいたいところ。桧家自体は、ローコスト路線というわけでもないようですが(情報不足)、企業理念的には「コスパの良さ」は主軸としているのは明白。

その中で、パパまるハウスはローコスト部門として他県への展開を広げています。これ、割と重要な役割なんでないの?
ローコスト住宅「パパまるハウス」は、2019年、千葉県と石川県に出店し北陸エリアへも販売。将来的には関西エリアにまで進出することを検討している。「パパまるハウス」は地方を中心に企画住宅販売を進め、直営で関東・東北を中心に1棟あたり1500万円で提供。ロードサイド等に期間限定でモデルハウスを出店し、常時100棟で営業し、展示期間終了後は販売している。
https://www.s-housing.jp/archives/166096

そういえば、住宅街にモデルハウスを建ててるのと、建売が多いなと思ったけど、かなり計画的に進出範囲を決めているわけですね。
坪単価変動性
「建材費は建坪に比例しない。建坪が大きいほど坪当たりの建材量が少なくすむ」として、建坪によって坪単価が変わる価格を設定した。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%8E%E3%82%AD%E3%83%A4%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%97
Wikiに気になる記述があったので引っ張ってきましたが、坪単価は「小さい家ほど高く」「広いだけの家ほど安い」ように計算できます。

坪単価はあてにならないってのは、こういうのもあるからなんですね。
低価格で高耐久住宅を
20 – 30年で建て替える必要がないよう、通常よりも太い柱を使う等、頑丈な構造で施工する。それでいて、価格は大手住宅メーカーよりも安いという。価格の安さは大手住宅メーカーが工務店を間に挟んで大工等へ発注するのに対し、桧家住宅は工務店を介さず直接発注することも要因となっている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%8E%E3%82%AD%E3%83%A4%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%97

この辺りは、グループ経営理念の「最高品質と最低価格で社会に貢献」という言葉に現れていると思います。
ヒノキヤグループの各部門

ヒノキヤグループの情報を各部門・事業ごとにまとめておきます。
注文住宅事業
注文住宅の請負・販売、設計、施工及び監理並びに住宅FC事業を行っているそうです。
FC事業
これまでに培ってきた住宅販売・施工のノウハウを活かし、ヒノキヤブランドを全国に広めるための事業をしています。
販売事業
全国の工務店に向けた「Z空調」の販売などをしています。
不動産事業
土地分譲並びに戸建分譲住宅の設計、施工、販売などを行っています。他にも、戸建賃貸住宅の請負・販売、設計、施工及び監理、並びに不動産活用コンサルティング、不動産仲介など、不動産事業だけでも多岐にわたる活躍です。
コンサルティング事業
不動産を活用した富裕層向け資産コンサルティング事業などを手掛けています。
断熱材事業
発泡断熱材「アクアフォーム」を主力商品とした、開発、製造、販売を行っています。
リフォーム事業
住宅のリフォーム関連の事業も手掛けています。
介護・保育事業

個人的には、例え利益追求型の施設だとしても、介護・保育事業に手を出すところは嫌いじゃない。もちろん、場所によっては悪い噂は聞くものの、業界に刺激をくれるのは歓迎。

ちなみに、この施設も、基本的には「格安でのサービス提供」がモットーらしいですね。高齢者・保育施設いずれにせよサービスを提供する「ハコ」が必要になるのですが、その点は自社の強み。
わざわざ木造にしているのは建築費を低く抑えて入居者の経済的負担を抑えるため。きめ細やかな介護サービスを提供するためのスタッフの人数や動線を考えると、「2階建て10~15室」の規模が最適というのがリビングケアの持つノウハウから分かった。
https://maonline.jp/articles/archives_hinokiya_hd180404?page=4
https://maonline.jp/articles/archives_hinokiya_hd180404?page=4

自社の住宅事業を活かせるサイズ感に強みを見出したのもすごいなぁと思います。
保育事業
認可・認証保育園の運営から企業内託児所などをしています。
介護事業
ホームヘルパーによる生活援助、バリアフリーリフォーム補助、有料老人ホーム、ケアサービス拠点などの介護施設の開設、運営などをしています。
海外部門
- Hinokiya Vietnam Co., Ltd.
12F, VCCI Tower, 9 Dao Duy Anh street, Phuong Mai ward, Dong Da district, Hanoi, Viet nam
注文住宅事業のプレゼンテーション資料作成 - Hinokiya TWGroup Co., Ltd.
Tan Phu Dist, Ho Chi Minh City, Viet Nam
分譲住宅の開発等 - Aquafoam Asia Associates, Inc.
18F Philamlife Tower, 8767 Paseo de Roxas Avenue, Makati City, Philippines
建築断熱の積算業務等 - HINOKIYA RESCO CONSTRUCTION
VIET NAM CO., LTD.
Headquarter: Lot CN4, South of Kien Bridge IZ, Thuy Nguyen, Hai Phong, Viet Nam
プレキャストコンクリートパネルの製造等
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