今、私の中で家づくりの後悔第4位くらいに君臨しているのが、「照明はシンプルな方が良かったな」ということです。
張り切って間接照明とかにするのはいいんだけど、「自分で交換もできない」ような設計にしてしまうと、後々かなり困ることになります。
LEDで長持ちだから、と言って10年後に問題を後回しにしていると、10年間まるまる困ることになりますよ!
新築時の照明の選び方
まずは、新築をする際に「どうやって」照明を選ぶことになるのか、私の注文住宅体験を元に解説していきたいと思います。
選び始めるタイミング
「家づくり」と言っても、様々で建て替えもあれば注文住宅で細々と決める必要がある家づくりがあれば、すでに設計図はできており部分的に希望を取り入れる家づくりもありますし、「新築」は建売も分譲住宅も含まれています。
それぞれ、照明について考えなければいけないタイミングは違いますが、物件を買うにしてもハウスメーカー指定のものがあっても、後悔のない家づくりには「照明の知識」は必要です。
注文住宅で照明を選ぶ時
私は注文住宅で、照明の場所や数、メーカーなどすべて自分たちで選んで決めるタイプのクソ面倒な家づくりを体験しました。
もう、テンプレでいいから最初からある程度決まったものを提案して、マイナーチェンジをするくらいでいいな、と思ったよね
でも、どうせ決めるならと、住宅用照明を取り扱うメーカーのカタログをかたっぱしから眺めて、あーでもないこーでもないとひたすら時間をすりつぶして照明を決めていきました。
悩めば悩むほど、無駄に凝った照明にしがちだから、まさに泥沼だよね
まずは、照明を選ぶタイミングですが、わがハウスメーカーでは以下の通りでした。
と、ローコストなハウスメーカーとしてはかなりのんびりとした工事日程でしたが、これが工期4ヶ月だと、さらに倍速で決める必要が出てきます。
照明の選ぶことができる期間
数週間あればいい方だと考えてください。
内装関連は、決めることが多い上にデザインが無限にあるからすごく悩んでしまいます。
悩める期間が限られているけど、探せば無限に出てくるからね
実質、照明なんて2週間も考えられないくらいだったよね
建売住宅の照明をチェックする時期
当然、購入契約を交わす前には建売住宅の照明についてチェックする必要があります。
チェックポイント
- そもそもどこまで照明をつけてくれるのか
- 照明を取り付けられる位置・形状(引掛シーリング、ダクトレールなど)
- コンセントから照明を追加できるか
- 埋め込み型ダウンライトの設置場所
- 壁の照明スイッチの位置
メーカー指定は特に注意
注文住宅にも色々あります。「完全自由設計」で全て顧客のニーズに合わせてプランニングからやるものと、ある程度ハウスメーカーが「プラン」を用意しており、契約価格に収まるように調整されるもの、せいぜい間取りの一部を変更するくらいで、実際的には「不自由設計」で商品を買うイメージに近いもの。
下手にメーカー指定で照明を選ぶくらいなら、自分で選んだ方がデザイン性が広がる上に、安く済む場合が多いです。
土地の問題もありますが、不自由な注文住宅はメリットが薄いのでいっそ完成している建売の方がお得だったりはします。余談ですが。
メジャーな照明メーカー
知っている人は知っていると思いますが、知らない人は全く知らない照明メーカー。まずは、メジャーどころと言われるメーカーのカタログはチェックしておくことをお勧めします。
家電メーカーばかりではないんだよねー。
住宅関連の仕事をしてないと知らない会社ばっかりだけど、結構大手だから安心してください!
メーカーカタログリスト
- DAIKO(大光電気)
- KOIZUMI(コイズミ照明)
- ENDO(遠藤照明)
- ODELIC(オーデリック)
- USHIO(ウシオ電機)
- Panasonic(パナソニック)
- TOSHIBA(東芝ライテック)
- yamada(山田照明)
カタログ情報収拾は時間との戦い
我が家は、DAIKOとODELICのハイブリッド運用になりましたけど、全部のカタログ見てるときりがないよ!
間接照明の相談ならDAIKO
一応、お世話になりましたDAIKOさんはピックアップしておきます。
ハウスメーカーには懇意のメーカーがある
標準仕様だとODELICのみなのですが、どうしても間接照明を取り入れたい、という希望があって詳しい人を探したところ。DAIKOさんに相談したら、間取りにあう照明をピックアップしてくれました。
おかげで、DAIKOのお高い間接照明を取り入れることになりましたが、ここには一片の後悔もありません。
間接照明については、別記事を用意する覚悟です。
照明を選ぶ際の注意点
今回、照明の記事を書こうと思ったのは、現在、我が家はHomePodを軸に「スマートホーム化」を目指しているからです。
新築の時は、無駄にお金かけたくないから我慢してたけど、やっぱりスマホやスマスピ(スマートスピーカー)で操作できるのは楽チンだよね!
また、変な機械が家に取り付けられてる!
スマート家電を取り入れるべき
まず、1番の注意点が「多少、お金がかかってもスマートホームを目指す」べきだということです。
スマートホームについては別記事で説明しますが、スマートホームに対応させやすい照明と、自分の手では対応しづらい照明があります。
どうせ全部の家電が対応する
家電系の照明の場合は、これから商品化されていくものはほぼすべて「音声コントロール」に対応していくはずです。
技術的にはそれほど難しいものではないですからね。
なので、焦らずとも将来的に買い替えのタイミングは必ずやってきます。スマホやスマートスピーカーを使って電源のON/OFFができたり、人の気配や時間帯、日光の入り具合で、自動で照明を最適化してくれるようになるはずです。
引掛シーリングプラグは簡単
まず、シーリングやローゼットという、天井にプラグ(コンセント)がついているものに、ガシッと差し込んで引っ掛けるようなタイプの照明、これは非常に対応させやすいです。
ライトが切れた時に、家電屋さんで新しいものを買ってきて自分で交換することも簡単です。
ソケット対応さえしていればライト本体の交換で対応できる
LEDライト本体を交換できる「嵌め込み一体型」のダウンライトなんかじゃない限りは、ライトを交換するだけで対応できます。
赤外線対応のリモコン付属していれば即対応可
この手の「家電量販店」で売っているような照明の場合、だいたい、リモコンが付属しています。そして、Bluetoothリモコンなどのややこしい機能を搭載するとコストがかかるので、だいたい赤外線です。
赤外線信号で電源を切り替えることができるリモコンが付属している場合は、「スマートリモコン」を部屋に置くことで簡単にスマートホームに対応することができます。
スマートリモコンについての記事はこちらになります。
スイッチも対応しておくと便利
我が家は新築のつもりで記事を書いていましたが、言うても3年ほど経過したところ。家づくりの計画を立てていた時は、まだそれほどスマートホームが騒がれていなかったので、「アプリで操作したいな」と思いながらもコストを考えて断念しました。
一度設置した一体型ダウンライトを取り替えるのは大変なので、スイッチをスマート化してネット環境につなげるという手があります。
Panasonic アドバンス タッチシリーズ
一番、日本人にとってはなじみが良く取り入れられるのが、Panasonicのアドバンスタッチシリーズですね。
岩崎電気株式会社
ちなみに、日本で初めて既存の壁スイッチを利用してスマート化させたというのがこちら。
ただ、ご覧の通り高すぎるのが難点。
オススメではありませんが、値段帯はこのくらいまで下がらないと話にならない。
ダウンライトが危険
賃貸住宅では「交換の手間」と「イニシャルコスト」を考えて、だいたい引掛シーリングを天井に仕込んでおいて、汎用性の高い電源の取り方をしている照明が多いはずです。
一方で、注文住宅では注意が必要。ダウンライトなどは「LED電球を交換できない一体型」のものが主流です。
つまり、LED電球が切れた場合(明かりが弱くなった場合)は、従来のように背の高いお父さんが交換するのではなく、業者を呼んで交換工事をしてもらう必要があります。
10年後にタイミングよくリフォームできるか
まず、リフォームをすでに計画している場合は、LED交換のタイミングの前に一度、家全体の修繕を兼ねてダウンライトもすべて交換すればOKです。
ただ、10年後にすべての電球が現役でいてくれるかどうかはもちろんわからないので、7~8年するとポツポツと交換しなければいけないダウンライトが増えてくることが考えられます。
ダウンライトもスマート対応
照明の色合いは正しく選択する
照明の色合いは重要です。これは実際に見てみないとわかりづらいところはありますが、ここでは簡単に色合いの種類とオススメのシーンについて解説します。
電球色の種類
- 電球色
- 温白色
- 白色
- 昼白色
- 昼光色
上にある色合いほど「暖かく」「赤」に近い色合いになります。反対に、下に行くほど、青みが強くなり、すっきりと「見えやすい」光になります。
昼光色が、「蛍光灯」の色合いに近いので想像しやすいですね。
照明の色合いの特徴
色の種類 | 色合い | 光の特徴 | オススメシーン |
昼光色 | 白っぽく青みがった最も明るい色 | 見えやすく、集中しやすい | 作業、勉強部屋 |
昼白色 | 太陽の明るさに最も近い自然な光の色 | 自然な明るさで、正しい色味がわかる | ドレッサー、ウォークインクローゼット |
電球色 | 暖色系でオレンジっぽく温かみのある光の色 | 柔らかく、リラックスした雰囲気、食事を美味しく見せる | リビング、和室、トイレ |
壁紙の色合いにも注意
家づくりの際には、せっかく選んだ「壁紙」の色合いとの相性も考えてみてください。
光が直接当たる場所は色味が薄く感じられ、影になると色合いが沈んだように感じられます。間接照明として壁に当てる場合も、反射光がどれくらい届くのか、眩しすぎないかなどを考慮する必要があります。
補助的にスタンドを活用する
おしゃれな家を一度に作ろうとすると、出来上がった時に「こんなはずじゃなかった」が多くなってしまいます。今は、便利な照明アイテムも多いため、将来的に対応できる幅を広げるためにも、「作り込みすぎずに、シンプルに完成させる」のも一つの手だと思います。
電源を取れる場所さえ確保していれば、模様替えをしながら、自分で好みのスタンドを置いたり、照明を交換したりして気分を変えることもできます
リビングなど、多目的に使う部屋の場合、「子供の勉強にも使うし、落ち着いた雰囲気も出したい」と、色々な照明を取り入れるとごちゃごちゃしがちになります。
天井のライトだけに頼らない
読書など、手元の明かりにふさわしいものを選んだり、必要時には足元だけを照らす灯りを置いたりと、生活のスタイルに合わせて照明をカスタマイズしていくのがオススメです。
部屋別の照明の考え方
ここからは、実際にリビングや寝室に照明を設置する考え方、というよりも失敗しがちなことを書いておきます。
寝室には細心の注意を
寝室は間違いを犯しがち。
ダウンライトの設置場所
寝室のダウンライトには注意が必要です。まず、ダウンライトの設置場所には注意しましょう。
ダウンライトの光源は刺激
ダウンライトは見ればわかりますが、なかなかに小型でありながら、部屋の中を明るく照らしてくれます。ただ光量と照らす範囲は限定されます。
部屋を明るくするにはダウンライトを複数個を配置する必要があるのですが、これがうっかり「ベッドの上」にくると、かなり眩しく感じられます。寝るときは電気を消すとは言え、ベッドに横たわった時に光源を目にすると刺激が強く目が覚めてしまいます。
手元で明かりを調整できるか
前述の通り、最近はスマート化の影響もあり、ほぼ全ての製品がリモコン操作をスマホでできる時代です。ですが、ダウンライトをはじめとして、メインの明かりは「壁に埋め込まれたスイッチ」でしか操作できない、という状況はかなり危険です。
我が家の場合は、寝室に小さな書斎がくっついているのですが、この書斎の明かりが「スイッチ」でしか操作できないダウンライトです。ひと仕事終えて、床につこうと寝転んだら書斎の電気がつけっぱなしで消すために起き上がらないといけない、というのが結構苦痛です。
リビングの照明
リビングの照明をどうするべきか、という疑問に対しての情報をまとめていきます。
明るいリビングにするのか
リビングの場合は、まず「十分な光」を確保できるかどうかが課題です。これは、みんなが過ごすリビングだからこそ「だいたいなんでもする部屋」になってきます。
読書もゲームも、映画鑑賞も勉強も、全部できるようにするには、それなりに明るい部屋であった方が対応できます。
落ち着いたリビングにするのか
しかし、天井に大量のダウンライトを施し、いつでも南天した太陽のごとく照らし続けるのは「体や気持ちを休める空間」としてはいただけません。
落ち着いた雰囲気にするには、光の量を調整できる電球にしたり、全ての電気がつくようにするのではなく、ある程度場所を選べるようにスイッチを分けておくのがオススメです。
テーブル位置は変わるが電源は照明は変わらない
ありがちなのが、「ダイニングテーブル」の位置と照明の位置がぴったり来ないでアンバランスな感じになること。
ペンダントライトを吊るしている場所が変な場所に来ると、「失敗感」が強まりますね。
ダクトレールだと、吊るす位置も調整できるから将来性を考えると安全策に走りたいところ。
玄関照明は意見が割れる
結論から言えば、実際住んでみると思ったほどには玄関照明の位置で悩むことはありません。
ですが、設置するときは「悩むポイント」があるのが玄関照明。「使い勝手」を優先するか「人の印象」を良くする配置にするかです。
玄関は人と会うところ
玄関は暗くなりがちで、照明の位置で印象が大きく変わります。人間の背面に照明があると人の顔は「暗く」なり、訪問者には少し怖い印象に。
しかし、玄関の真ん中、つまり「訪問者」と「居住者」の間、かまちの部分に照明を一つ配置できると、人の顔に明かりが当たってほんのり印象が良くなります。
光が足りずに暗い家に
とはいえ、ど真ん中に一つだけ照明を配置すると光量が足りずに全体的に「玄関が暗い印象」の家になります。
もちろん、補助的に間接照明を入れたりすることで「雰囲気の良い」玄関にすることもできます。この辺りはむしろコストとの相談かもしれません。
吹き抜けが罠
吹き抜けは完全否定派なんですけど、照明のセッティング難易度が高いので、仮にどうしても吹き抜けを取り入れたい方は、照明についてもしっかりと考えてもらいたい。
吹き抜けを作ることで、太陽光を下ろして部屋中を明るく感じさせることができます。
でも、我々が家で生活するのは、実は明かりがない時間の方が多かったりします。
明るい時間は、夜勤明けで寝てるか、休日でもお出かけして家にいないよね
新潟なんて、冬場は分厚い雲に覆われている日がほとんど。夏場の直射日光を家に取り入れても仕方がないし。
また、季節によって太陽光の角度が変わるので「思ったようにならない」場合もあります。
吹き抜けの電球、誰が交換する?
前述の通り、LEDの普及で「交換=リフォーム」なので、逆に問題ないとも言えますが。吹き抜けの電球はパパでも交換できません。調子に乗って大きめの脚立をかけたところで、事故のリスクが高まるだけです。
ダイニングのホコリが気になる
ダイニングテーブルの上は、絶対にペンダントライトがいい!
という妻と、
ペンダントライトは笠の部分に埃(ほこり)がたまるから、食事を食べるダイニングの上はやだなぁ。それに、少し圧迫感があるよね。
という夫。
計画段階ではペンダントになってましたが、部屋全体を間接照明で照らすことにしたので、ペンダントライトを設置するスペースがなくなり妻の要望が通らなくなってしまいました。
実は、これも全て夫の策略だったなんて。。。
偶然です!
コメント
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ユニバーサル ミュージックとフロンティアワークスが音楽デジタル配信における戦略的パートナーシップを締結し、日本のコンテンツ需要の世界的な高まりに対応してグローバル展開を強化する。VMGのAIテクノロジーを活用した独自のデジタル配信システムを導入し、ユニバーサル ミュージックのアーティストを世界で成功させる取り組みを行う。第一弾として「あんさんぶるスターズ」関連楽曲の音楽配信サービスへの供給が開始された。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001756.000000664.html
「ダウンライト ダウンライト 間接 基本」に関する最新情報です。
「ダウンライト」と「間接照明」の活用手法についての基本的な情報が記載されており、光源の種類や照明デザインの入門方法が紹介されています。詳細な内容は『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー3月号』で確認できます。
https://www.s-housing.jp/archives/342045
「兵器 シラクサ シラクサ 戦い」に関する最新情報です。
紀元前3世紀のシラクサの戦いで、ローマ軍を退けた秘密兵器は、「ソーラーレーザー」と呼ばれるものでした。この兵器は太陽エネルギーを集めて敵艦を殲滅するために使用されました。アルキメデスという人物がこの熱光線兵器を開発し、押し寄せる敵艦を迎撃しました。この情報は紀元前3世紀のシラクサの戦いに関するものであり、アルキメデスの発明によってローマ軍が撃退されたことが示されています。
https://gendai.media/articles/-/120607