当方、新潟を居住地とするものですが、これからの時代、「もうそんなに雪も降らないだろうし、カーポートは耐雪モデルじゃなくてもいいんじゃないか」と心が揺れ動く次第です。

新潟にお住まいの方がカーポート選びの指標とすべきことをまとめておきました。
新潟県民の選ぶべきカーポート
私は新潟に住むものですが、基本的には自分に必要になる情報しか集めません。例えば、カーポートを選ぶにしても、「耐雪」を考慮するとお洒落カーポートにすることが叶いません。

まず、最低でも超えておきたいカーポート性能について考えていきたいと思います。
地域ごとの降雪量を考える
まず、新潟と言えど降雪量は様々。
県外から来られて、そのまま行きずりで家を買ってカーポートを設置する必要のある方はなかなかいらっしゃらないかとは思います。ですが、新潟県内でも、降雪量は様々。

私も地元から新潟市に住み始めた時は「雪ってこんなに降らないんだ」と驚いたものです。
新潟県内の地域別降雪量の参考値
降雪量は「最近雪が少なくなったよね」に対応するために、平成と昭和の比較分と昨年の1月(降らなかった時)とH29の豪雪の時のものだけを抜粋しました。詳細は県の資料をご覧いただければ幸いです。
地域別降雪量 | 新発田 | 新潟 | 長岡 | 十日町 | 上越 |
指定観測点警戒積雪深 | 80cm | 40cm | 140cm | 220cm | 150cm |
H29(豪雪) | 85 | 60 | 168 | 230 | 103 |
R2.1月時点(暖冬) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
平成の平均 | 51 | 28 | 98 | 189 | 86 |
昭和の平均 | 83 | 40 | 145 | 236 | 151 |

確かに降雪量は減っているけど、まだまだ警戒は必要、と言った感じだね。
天災レベルの降雪にも対処すべきか
上の表にも書きましたが、災害レベルというと、警戒積雪量を上回るレベルのもので、平成でも3〜4年に一度は警戒が必要な積雪量(深)となっています。
とはいえ、例えば、警戒積雪量の2倍も降る、と言うことは観測開始してから1回あるかないかくらいです。言い換えると、備えるにしても「新潟市なら100cm対応していれば充分以上」ということ。

備えあれば憂いなしと考えて、新潟市平野部で積雪2mに耐えられるカーポートは不要だと思いますが、時折訪れる50cm超えの積雪に対応することはあってもいいと思います。

カーポートは経年劣化や腐食もあると考えて、メンテナンスや買い替えも検討して適正な降雪量に対応できるくらいがちょうどいいかもしれませんね。
カーポートの耐久年数を考える
使われている素材や設置場所、寒暖の地域差にもよりますが、ポリカーボネートとアルミを使用したカーポートであれば、一般的に耐用年数は15年程度といわれています。ただし、実際には15年以上使い続けられるケースが多いようです。
引用の通りですが、耐用年数以上に使用されるのがカーポートの特徴です。つまり、本来想定されている耐久力から落ちた状態でも使用することになるとも言い換えられます。
カーポートのメンテナンス
だいたい、カーポートのメンテナンスでは以下のようなことが必要です。私は面倒なので多分やりませんが。
- 塗装などの補修
- 砂、木の葉、鳥の糞など屋根の堆積物を除去する
- 雨樋などの修繕
- 照明などあれば電池交換など

やはり、建てたら建てっぱなしのパターンが多そうだね。。。

放っておきガチだからこそ、柱・屋根の腐食など異変があるときには早めに対処しておいた方がいいね。
カーポート破損時の災害保険の適応
ふと、「カーポートが雪の重みで潰れたら保険はどうなるのか」考えてみました。
火災保険で「雪災」の補償があれば対応
まず、火災保険で雪による被害に対しての保険をかけることができます。カーポートは敷地内の建物として認められることがほとんどです。そのため、カーポートの損害に対しては補償されますが、車に関しては「建物」でも「家財」でもないため、「車両保険」での対応となります。
https://hoken.kakaku.com/insurance/kasai/select/snow/
カーポートメーカーを調べる
続きまして、このページのメインコンテンツである、カーポートのメーカーや各社の特徴などをまとめておきました。
LIXIL
総合建材メーカーとして無類の強さを誇るリクシルグループですが、カーポートもやっぱり強くて国内シェアはNo.1です。
デザインも選び放題
カーポートといえば無機質な柱の骨組みと味気ないポリカor折半屋根というイメージですが、LIXILはデザインも豊富に用意されているので選ぶのが楽しいメーカーです。

木目も選べるので、家の雰囲気に合わせることもできますね!
玄関などの家の建材と調和させる
また、LIXILの強みで、家の資材の雰囲気と合わせやすいのも特徴。統一感のある家にしたい場合は、All LIXILだと手っ取り早いですね。
LIXILカーポートの種類と特徴


https://www.lixil.co.jp/lineup/carspace/garage/
三協アルミ
ガシッとした印象のカーポートが多い。デザイン性も豊富で、価格帯は上がるものの「かっこいい」デザインが豊富に選べる。
三協アルミのカーポートモデル



https://alumi.st-grp.co.jp/products/garage/carport/
YKKap
YKKapといえば窓の会社ですが、エクステリア商品も豊富に取り扱いがあります。カーポート部門の特徴で言えば、生産体制が確立されており、販売価格が安定して安いと感じます。
YKKapのカーポートモデル



四国化成
存じ上げなかったのですが、かなりデザイン性の高いレベルのカーポートを提供してくれるメーカーです。かっこいい。

惜しむらくは、名前が全て似たような感じで、どれがどれを指しているのかわからないこと。




http://kenzai.shikoku.co.jp/products/ex_carport/carport/index.html
Takasho(タカショー)
外構関連のエクステリア製品を製造・販売している会社。種類は多くはないが、できることは多い。庭に力を入れたい時は選びたい会社。


積雪対応モデルまとめ
全モデル紹介はキリがないので、とりあえず「積雪対応・2台仕様」が可能なものをピックアップ。
新潟市内などの雪の少ないところ、「これからはもう大雪はない」にベットする方は、耐雪可能なデザインカーポートも選択圏内。逆に、都内でも異常気象で積雪が増えると考える方は、念のための50cm対応は考えておきたいところ。
対応モデル一覧表
2020年5月現在です。メーカーのカタログから引っ張ってきているのが最低表示価格。一見、高いものもあると感じるかもしれませんが、2台サイズのものしかない場合は最低価格が高いだけなので、実質価格はやはりカタログ見た方が早いかと。
積雪カーポート | メーカー | 耐風圧強度: | 耐雪 | 最低表示価格 |
M.シェードⅡ | 三協アルミ | [上吊りタイプ、梁置きタイプ/片側支持]風速38m/s相当・[梁置きタイプ/両側支持]風速42m/s相当 | 約20cm相当・約50cm相当 | 56.7万 |
U.スタイルアゼスト | 三協アルミ | (基本タイプ):[片側支持]風速38m/s相当・[両側支持]風速42m/s相当 | 約20cm相当・約50cm相当 | 41万円 |
アトラード | 三協アルミ | (カールーフ 基本タイプ):風速46m/s相当 | 約150cm相当 | 292万円 |
スカイリードZ | 三協アルミ | (基本タイプ):風速46m/s相当 | 約50cm・約100cm・約150cm相当 | 50.1万円 |
フォーグZ | 三協アルミ | (基本タイプ):風速38m/s相当 | 耐積雪量:約30cm相当 | 53.8万円 |
カムフィエースZ | 三協アルミ | (基本タイプ):風速38m/s相当 | 約30cm・約50cm相当 | 33.3万円 |
ニューエクオーレZ | 三協アルミ | (基本タイプ):風速38m/s相当・風速42m/s相当 | 約30cm・約50cm相当 | 37.2万円 |
G-1 | 三協アルミ | (基本タイプ):風速46m/s相当 | 約100cm・約150cm・約200cm相当 | 43万円 |
ソルディポート | LIXIL | 風速46m/s相当 | 約50cm・約100cm・約150cm相当 | 502,700円 |
ウィンスリーポートⅡ | LIXIL | 2台用[耐風圧46m/秒相当※] | 約100cm・約150cm・約200cm相当 | 293,500円 |
テリオスポートⅢ | LIXIL | 2台用[耐風圧46m/秒相当※] | 約100cm・約150cm・約200cm相当 | 293,500円 |
ジーポートneo | YKKap | 風速46m/s相当 | 約100cm・約150cm・約200cm相当 | 340,100円(1台用A標準) |
レオンポートneo | YKKap | 風速46m/s相当 | 約50cm相当 | 320,100円(1台用A標準) |
アートポートワイドスノースタイル | Takasho | 風速42m/s相当 | 約50cm・約100cm・約150cm相当 | 984,900円(54-50) |
スマートポート | 四国化成 | 風速34.38m/s相当 | 約30cm・約50cm・約100cm相当 | 490.900(1台用標準・ポリカ) |
レジストポートSG | 四国化成 | 風速44m/s相当 | 約100cm・約150cm・約200cm相当 | 320,100円(1台) |
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「カーポート アルミ 三協」に関する最新情報です。
三協立山・三協アルミ社は、充電システムをカーポートと一体にした製品を発売することを発表しました。この製品は、カーポートの屋根に充電システムを組み込んでおり、電気自動車の充電が便利に行えるようになっています。また、この製品には業界初となる「ブラックカラーポリカ板」が設定されており、外観も美しくなっています。この製品は2023年10月17日に発売される予定です。
https://www.housenews.jp/equipment/25259