私はしがない末端ブロガーです。
しかし、なんの取り柄もない、本業の片手間に趣味の情報収集をアウトプットしているだけで、なんやかんや毎日、新潟県民会館を大ホール小ホールと会議室も合わせて埋めるくらいの人が訪れてくれます。
最近は、調子良ければエコスタジアムもおかわりできるくらいになってきました。。。怖い。。。
そんなわたしが、家づくりの際に良い会社を見分けるための「スタッフブログの読み方」という記事を書いたのですが、書いているうちに、ニーズは少ないがもっと頑張れという意味も込めて「スタッフブログの書き方」についてもまとめてみたので、暇だったら読んでみてください。
スタッフブログの書き方
今日から、我が社のホームページでもブログを書くことにしたから、キミ、やってくれんかね?
だいたい、こんな無茶振りで会社のブログ更新が始まると思うのだけども、このパターンで始まるスタッフブログは、だいたい意味のない日記と会社イベントの列挙だけで、Webマーケティング上も、会社のブランディングとしても、何の役にも立ちません。
しかも、プライベートな時間で強要されたら、それはもう、ブラック案件だからね!
そんな被害者を増やさないためにも、こんなブログに負けないくらいのコンテンツを作ってもらいたい。
というわけで、Webマーケティング上にも価値のある、会社からも予想以上の功績をあげてボーナスあげちゃう、くらいのものを、新潟の住宅会社の社員に作ってもらいたく、これからブログ運営上重要な点をレクチャーしていきます(何様?)
ブログの書き方を覚えることで得られるもの
まずは、このページの目標です。
- スタッフブログの役割を学ぶ
- 読まれるブログを意識する
- Webマーケティングと紐付ける感覚を掴む
- ブログを自分を向上させるツールとして利用できるようになる
どこまで説明できるかはわかりませんが、会社から命じられてブログを書く以上、「ただ」では終わらせずに、自分の血となり肉となるようなものにしてもらいたい。
そうすれば、少なくとも副業では暮らせるようになるから、チャンスだと思って頑張りましょう!
HowToBlog のワンポイント
時間がないスタッフのために、スタッフブログの基本的な書き方をワンポイントで解説します。ブックマークでもしておいて、時間があるときに読んでもらえたら幸いです。
- 新人が書くことでWebコンテンツの基本を学ぶ
- スタッフブログに「集客」を求めるか「ブランディング」を求めるかはっきりさせる
- 読者に「何をしてほしいのか」、ユーザーになって考える
- ひとりでやらない
- SNSを有効活用する
書いていることは基本的なことですが、スタッフが意識して取り組むかどうかで成果はまるっきり異なります。
スタッフブログは誰が書くべきか
まずは、スタッフブログは誰が書くべきか。
ぶちくまさん、確か文章書くの好きだったよね。HPの定期更新、お願いしていい?
えっ、じゃあ今の業務は、、、
それはそのまま頑張ってね。書くことなんて、趣味みたいなもんでしょ?
。。。
全員で書く
専用のスタッフを割り当てるのもいいですが、ブログは必ずスタッフ全員が執筆するようにしましょう。その方が、お互いの専門性が活かせますし、キーワードがばらけるのでGoogleに検索される可能性が高まります。
日記みたいにしてテーマなく書くところもあるようですが、これは上位検索を狙う場合は一番良くないので注意。文章も冗長となりがち。
担当分野・テーマは事前に決めておく
展示会情報やオープンハウスなど、会社が告知したいイベントに合わせて「○月×日に開催!」みたいなブログ記事を描きたい気持ちはわかります。でも、それはHPに告知スペースを設けてそこに誘導すればいいだけの話で、検索ベースでHP誘導のための記事として投稿することではありません。
あくまでも、読者・顧客が読みたい情報をつなげていって、会社に興味を持ってもらうことが先決です。
何か知りたいことがあって検索しているはずなので、LPにはその情報を丁寧に書き込むべき。場合によってはその内容を随時更新していくくらいの方が価値があります。
書いたらフィードバックする
まずは、書いたら誰かに読んでもらいましょう。文章の上手い下手はあると思いますが、そんなものは読み手が決めることで、読み手の価値観に左右されます。
稚拙だと思った文章が、「読みやすい」人だっているしね
書いたら、必ず読んでもらう。読んでもらったら、恥ずかしがらずに感想を聞く。それを習慣化する。全員で書いているので、全体の雰囲気が仕上がったら、だんだんと楽しくなってくるはず。
データを活用して再編する
わたしは企業人ではないので、一般的な(住宅)会社が研修レベルでどれくらいマーケティングについて勉強するのかは存じ上げませんが、現状、運営レベルでは、効果的なWebマーケティングについては専門部署や外部任せなような気がします。
自分の担当しているページくらいは、自分でデータ解析できるようになりましょう。
データ、というと難しいようですが、顧客の顔が見えないだけで、あなたのページに興味を持った顧客の要望がそこに存在するわけです。
詳細なことまで書くとまた別記事書かないといけないので端折りますが、お客様の要望を丁寧に聞き取って、自分にできることをやる、ビジネスの基本は変わらないわけです。
新人は積極的に書くといい
例えば、ハーバーハウスは毎年、新入社員が実名で記事を投稿しています。毎回、楽しんで読ませてもらってます。
新人が書くべき理由は以下の通り。
新人がブログを担当するメリット
- Webマーケティングを自然と学ぶ
- 社員としての自覚を持つ
- 学んだことをアウトプットして根付かせる
- 他の新人社員の動向を把握する
- 競争意識が芽生えればなお良い
家を建てる人がスタッフブログを読み解く場合、この辺りを意識して取り組んでいるブログがあったらチェックしておいた方がいいですよ。その会社、必ず、伸びます。
新人にスタッフブログを書かせる場合の注意点
- 会社の名前を背負っていることを自覚させる
- 個人情報の取り扱い
- 残業代はちゃんと払う
まず、会社の名前を背負っての投稿ですから、ちゃんと研修に組み込んで然るべき教育をするべきです。ハーバーは実名(だと思うが)投稿なので、事件になったら必ず検索されます。
また、プライベートの時間に書かせることはないと思いますが、仮に業務時間外にブログ投稿を行った場合は、必ず残業代を支給しましょう。当たり前のように業務時間外に仕事してたら、それはもうブラック。
投稿時間がわかる場合は、わたしは更新時間もチェックしますが、基本ブラックな会社は永遠に人材不足に悩まされるので長く続きません。
全員で読む
当たり前ですが、書くだけではなく読みましょう。
全員分、しっかりと読んで、読んだことを相手に伝えましょう。これは、モチベーションを向上させるのと「読まれている」という緊張感を持って取り組むべきだからです。
読みづらい理由を考える
少し話がそれますが、今の若い子たち、本当に文章が読めません。というか、若い子たちに限らず、読めないことに気づかずに文字を目で追っている方が本当に多い。
「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」がベストセラーになりましたが、実は、かなり多くの人が教科書レベルの文章を読みこなすことができていません。つまり、ブログなんか書いても「読まれる」ことはありません。
しかし、だからと言ってブログを書かないのはもったいない。「どんな文章なら喜ばれるか」をリサーチした上で、「読みやすい記事」を提供することで、他社との差別化を図ることができます。
読めない顧客のためのコンテンツ提供
- 文章のまとまりを短くする
- ポイントを抜き出して提示する
- 動画・画像を補助的に使う
ちなみに「読めない」からといって「知的に劣る」わけではないので、下手に稚拙なコンテンツを提供すると会社の信用に関わるので御用心。
読めない部分は補助してあげるのが読者には優しいわけです。
アセスメント力を鍛える
ちなみに、文章を読み取ることができる「社員」も少ないということになります。自分が読みづらい文章は「自分のせい」にするのではなく、「読めない」と発信すべきです。つまり、顧客にも同様の読解力の方が多い可能性があるので、「読めない」意見は貴重です。どうしたら読めるようになるのか、しっかりとアセスメントしましょう。
コミュニケーションに使う
ブログを話題にすることで、社員同士のコミュニケーションにもつながります。自己開示はコミュニケーションでは大事なこと。仕事の一環でプライベートを曝け出すのは嫌な方も多いと思いますが、「出してもいいプライベートな部分」を決められるのはブログの魅力。この話題は積極的に話しかけてほしい、という時にはあえてブログに綴っていくのも面白いと思います。
同じような趣味を持つ「顧客」のかたもきっといるはずで、そういった共通項の発見は親近感を得ることができます。契約までの道のりが、ぐっと縮まります。
スタッフブログを書く目的
ここからは、ブログを書く目的をおさらいしていきます。
公式HP、息してます? ちゃんと活用することで、広告費用はぐっと抑えることができますよ!
Webマーケティング
Webマーケティング目的で取り組まれている住宅会社の、実に少ないこと。
私のようなブログが、「新潟 家づくり ブログ」で上位検索されている現状では、まだまだやるべきことが山積みですよ。
もちろん、「検索されればいい」わけでもありませんが、「家づくり ブログ」で検索する方は、かなり真剣に家づくりを考えている顧客です。
なんで、そのキーワード、取りに行かないの?
集客目的のSEO
SEOテクニックについては、ブログ界では散々論じられていて、一周回ってもはや無意味くらいに考えられています。
特に、小手先だけのSEOテクニックで作られたコンテンツは、ユーザーにとって不利益が多く、「集客しても会社の評価を下げる」可能性もあります。
ただ、検索意図を読み取って、「どうしてこのページを見てくれたのか」を考えて、必要な情報を提示できると、顧客の好感度はぐっと上がり、サイト内の周遊率も高まります。
コンテンツの導線、意識して組み立てます?
公式HPやスタフブログは、外注でサイト構成などお願いしているところも多いかもしれません。ですが、一度立ち上げたHPやブログの「データ解析」は毎日おこなうべきもので、特にブログなんかは書くのはスタッフなんだから書き手が需要を意識しないことには始まりません。
離脱されるポイントを見つける
一応、住宅会社を想定して記事を書いていますので、ハウスメーカーの公式HPで考えてみます。
わたし自身はユーザーなので、ユーザーの視点で考えます。
例えば、まだ「家づくりなんて先だよな」と考えている顧客の場合、導線にいくら「電話番号」を露出しても無駄です。むしろ目障りです。だけど、家づくりについては興味を持っているので、まずは会社を認知してもらうことが先決です。
この場合は、「気軽に遊びに行けるオープンハウス」の情報に誘導してあげると、家づくりの興味を満たしてくれるので、ユーザーの満足度は高まるかもしれませんね。
あるいは「増税」や「値段」で検索してきた顧客の場合は、家づくりをすること自体は決定的なので、「コスト面への不安の解消」を「自社情報の提供」でマッチングしてあげると、顧客は御社での家づくりを想像しやすくなります。
情報は選んで渡す
サイト構造だけで、資料請求や相談会への誘導は無駄が多いということです。LPごとに特徴を考えて、「厳選した情報」でコンバージョン率を高めた方が、よっぽどユーザーにとって親切だと思いませんか。
長々と書きましたが、これ、つまりブログというコンテンツを提供する「スタッフ」の仕事です。もし、意識して取り組めていない社員がいたら、無駄な作業はさせずに、一度ブログのあり方を見つめ直した方がいいですね、お互いのために。
商品・スタッフ・会社の質を伝える
さて、Webマーケは何も会社の露出を増やすだけが目的ではありません。
顧客にとって「あなたが選ぶべき住宅会社はうち!」ということを伝えるのも大事な仕事です。上述のように、家づくりで悩んでいる方はとにかく検索して、情報をかき集めて、勝手に不安になって悩みまくって、また検索を繰り返すのです。
その悩みを解決できるのがうちの会社だ、という情報発信をしていくことで、契約数に繋げられると思いませんか?
契約までの導線を意識する
この辺りは、HP作成の際に意識されている会社は多いと思います。
逆に、何も考えていない会社は遅かれ早かれ時代に取り残されて「契約につながらないコマーシャル」ばかりが目立つ。しかも、広告費の予算が限られて「いつの間にか時代に取り残されたCM」を垂れ流すばかり。
家を建てる方は、こういう会社には注意した方がいい、なぜなら、その無駄な広告費を支払うのは、つまり家づくりをする「お客様」だからです。
家づくりの場合の導線はこんな感じ
- 検索される
- HPを閲覧してもらう
- 検索の目的を満たしてもらう
- モデルハウス・オープンハウス情報に目を止めてもらう
- 資料を請求してもらう
- 面談の日程を連絡してもらう
所詮、スタッフブログ含めて、HPなんてのは入り口に過ぎません。然るべきところに到着してもらって、初めて成果として数えられるのです。
契約に直結するのは、「まずは会うこと」です。モデルハウスに足を運んでもらえれば御の字、イベントの情報などはあくまでもその導線上にあるだけですよね。
検索する人は基本的に面倒くさがりです。興味を持ってもらったときに「連絡手段」がわからなければそのまま離脱されます。色々なサイトが、イベント情報や連絡先へのリンクを常時表示させているのはそのため。
チャットも取り入れる
私は電話が苦手なので、連絡手段は99%メールですが、最近はチャットもありだなと思っています。住宅会社でチャットサービスを取り入れているところはまだ少数のようですが、できることはどんどん取り入れていきましょう。
こんなスタッフブログが喜ばれる
最後に、良いスタッフブログが増えるためにも、私の好きなスタッフブログの特徴を列記しておきます。
スタッフは人間性を出すべし
まずは、スタッフの人柄を出していきましょう。人間の印象はほとんどが見た目で決まります。文章でできることは少ないのですが、その代わり、文章はいくらでも書き換え可能です。
自分を表現するための最適な方法を、何度も書き直して最善策を講じましょう。
私のようなブログでは顔出ししませんが、スタッフブログなら積極的に社員の表情を写していきましょう。怪しい情報商材ではない限り、スタッフの顔が確認できることは、信頼や安心につながります。
100語るより一枚の画像
上述しましたが、文章はいくら書き綴っても読まれません。ただ、書かないことにはGoogleにも読み取ってもらえないのも事実。文章は文章で最善を尽くし、しかし同時に画像を駆使して顧客への訴求を高めましょう。
インスタ、使おう
まずはなんにせよ、インスタグラムのアカウントを開設しましょう。
今の十代から三十代くらいまでの人は、ほとんど文章が読めません。読めているつもりで、単語を目で追っているだけです。
でも、自分の価値観はしっかりとしています。良いと言ってもらえるものを(借り物でも)常に求めています。
インスタグラムが喜ばれるのは、SNS的なやり取りが「画像」でわかりやすいから。しかし、読者の反応はわかるので、貴重なマーケティング材料になります。
広告としても、一枚の写真で家づくりのこだわりを魅せることができるはず。まずは投稿量を維持しながら、読者の反応を見ながら自分たちの会社にあった方法を見つけていきましょう。
誠実であること
一番大事なことですね。誠実さって何でしょうか。
- 嘘をつかないこと
- 情報を開示すること
- 公平であること
- 他社を貶めるのではなく自分たちを高めること
- 社員も大切に扱うこと
- 仕事に真剣に取り組み、そこに楽しみがあること
情報虚偽はもってのほかですが、なるべくグレーゾーンも排除したいところ。建築業界の常識を持ち出さないで、相手の価値観で対応を考えるのも大事ですね。誠実であることは、真剣であることでもあります。
せっかくのスタッフブログですから、書き手も読み手も楽しめるような最高なコンテンツづくりを待っています!
コメント
「マーケティング オフビート ウェブ」に関する最新情報です。
静岡県浜松市に拠点を置く新大陸ホールディングスは、東京都目黒区のウェブマーケティング企業オフビートの株式を取得し、子会社化した。新大陸は住宅業界向けにトリプルメディア運用やマーケティング戦略立案などを提供しており、オフビートとの連携によりサービスの質を向上させるとともに、ウェブマーケティング支援を拡大する考え。オフビートは高いスキルを持つクリエイターを抱え、動画制作や動画マーケティング事業を展開しており、約3年で200社以上、6500本以上の制作支援実績がある。
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https://www.housenews.jp/equipment/25376