ハーバーハウスが「自社は信頼性が高い」という根拠として挙げる、「スタンダード&プアーズ社日本SME格付」というものがあります。
しかし、いまいちピンとこないので、どういったものなのか調べてみました。
SME格付とは
SME 格付けは、マーケットに関するニュース、データ、分析ツールなどのサービスを提供する S&P グローバル・マーケット・インテリジェンスと中堅・中小企業データベースを運用する日本 リスク・データ・バンク株式会社 (RDB) が共同開発した、中堅・中小企業を対象とする信用格付 けです。RDB が保有する膨大な量のデータと、S&P グローバルが長年にわたって構築してきた格 付け技術をベースに、S&P グローバル・マーケット・インテリジェンスが独自に開発したノウハ ウを融合し 開発された SME 格付けは、中堅・中小企業の信用力の透明性を高める画期的なツール です。
https://www.riskdatabank.co.jp/rdb/library/files/SME.pdf
投資なんかする方は、S&Pという会社については知っている方もいらっしゃるかと思います。実際に運用しているのはS&Pではありませんが、格付けをするためのノウハウ的なものはS&P由来のものと理解して良さそうです。
何をみたらいいのか
我々、家づくりの会社を選ぶ消費者は、以下の点に気をつけてSME格付けを評価します。
- SMEに限らず、財務状況や信用度について外部評価を受けている
- SME評価を受けるには、未上場企業で5億円以上の売上高が必要
- S&Pの従来評価(アルファベット大文字)や他の企業評価と混同しない
新潟の住宅会社・工務店では、SMEの格付けどころか、外部評価を受けていることの方が稀です。なので、シンプルに「格付けが高いから」という理由で対象企業を評価することはできません。
格付け評価を行う会社例
例えば、SME以外にも会社や企業の評価を行うところがあります。その辺りの情報も併せて探してみるといいと思います。
- 株式会社日本格付研究所(JCR)
- 株式会社格付投資情報センター(R&I)
- 日本中小企業格付け機構(JSBR)
- S&P(スタンダード・アンド・プアーズ)
- Moody’s Corporation(ムーディーズ)
- Fitch Ratings Ltd.(フィッチ)
S&P関連格付けでも意味合いは異なる
項目 | 日本SME格付け | 従来の格付け |
対象企業 | 直近期売上高5~100億円程度の未上場企業 取得可能業種に一部制限あり | 規模・業種を問わずあらゆる企業や組織 |
格付け符号 | アルファベット小文字7段階 (例:a, bbbなど) | アルファベット大文字20段階 (例:A, BBBなど) |
アナリストの関与 | 個別の格付け付与の過程には関与しない (格付け体系の構築と品質管理に関与) | アナリストの評価や判断をベースに、格付け委員会の投票で決定 |
必要情報 | 過去5年の財務諸表、業種分類、実在確認など | 事業・財務等に関わる幅広い情報 原則経営者等との面談を含む |
モニタリング | 継続的なモニタリングは行わない 新年度の財務諸表が提出されると更新 | 継続的にモニタリングが行われる |
デフォルト率情報 | 毎年公表 | 毎年公表 |
結局、わからないことだらけ
先に結論だけ言えば、中小企業の格付けについては、比較できるほどの情報が我々が調べることは難しいのが正直な感想です。
「格付けを受ける」ことで、自社の財務状況は評価されても問題ないんだよ、という姿勢の現れでもあるため、少なくとも「マイナス」には作用しないと思います。
格付けを受けるだけでも、何十万円というお金が必要だからね。
SMEの気になるところ
SME格付けの疑問を一つずつ答えていきます。
どこの格付けなの?
S&Pグローバルの格付け技術を利用して、S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスが提供する格付けです。
どこが運営しているの?
企業財務格付機構 とは
株式会社 企業財務格付機構は日本リスク・データ・バンク株式会社(RDB)の100%出資子会社です。日本SME格付けの代理店として、RDBとは一定の独立性を保ちながら、日本SME格付けの営業業務ならびに日本SME格付け事務センターの運営を行っています。
http://www.kakuduke.co.jp/about/index01.html
どんなデータを利用しているの?
財務状況に関しては、金融グループが協力して作っているデータベースをもとにして、会社(企業)の財政状況や心情状態を評価しています。
どんなメリットがあるの?
- 評価を受けることで会社の評価の客観性が増す。
- 会社を比較したいときの基準になる。
- 業績に対する信頼感が得られる。
- 将来性に期待が持てる。
住宅会社を選ぶ際には、消費者はいろんな会社を比較・検討します。特に建築関係は、顧客が「素人」であり、業界の情報に関しても外からはわかりづらい部分があるため、外部評価を受けていることは「家づくりを依頼する」会社を決める上でも有益な情報と言えます。
ハーバーハウスの「aa」評価について
新潟の住宅会社では、ハーバーハウスがaa評価を獲得しています。
当期2014年度においても、13年度に続き、3年連続、7段階中最上位に次ぐ[aa(ダブルエー)]の極めて高い評価を獲得いたしました。
https://www.herbarhouse.jp/company/overview/
このaa評価、格付け上はかなりの高評価です。
SME格付けのランク定義
格付け | 日本 SME 格付けの定義 |
aaa | 日本の中堅・中小企業間の比較において、債務を履行する能力は極めて高い。 日本 SME格付けのなかで最上位の格付け。 |
aa | 日本の中堅・中小企業間の比較において、債務を履行する能力は非常に高く、最上位の格付け(aaa)との差は小さい。 |
a | 日本の中堅・中小企業間の比較において、債務を履行する能力は高いが、上位 2 つの格付けに比べ、事業環境や経済状況の悪化からやや影響を受けやすい。 |
bbb | 日本の中堅・中小企業間の比較において、債務を履行する能力は適切であるが、事業環境や経済状況の悪化によって債務履行能力が低下する可能性がより高い。 |
bb | 日本の中堅・中小企業間の比較において、債務を履行する能力がやや脆弱である。 事業環境、財務状況、または経済状況の悪化に対して大きな不確実性、脆弱性を有しており、状況によっては債務を期日通りに履行する能力が不十分となる可能性がある。 |
b | 日本の中堅・中小企業間の比較において、債務を履行する能力が脆弱である。 事業環境、財務状況、または経済状況が悪化した場合には、債務を履行する能力や意思が損なわれやすい。 |
ccc | 日本の中堅・中小企業間の比較において、債務者は現時点で脆弱であり、その債務の履行は、良好な事業環境、財務状況、および経済状況に依存している。 事業環境、財務状況、または経済状況が悪化した場合には、債務を履行できない可能性が高い |
少なくとも、客観的には経営良好
更新は2014年度までなので、正直、2019年も終わりに差し掛かる今頃は当てになる情報ではありません。ですが、評価を受けた時には中小企業の中でもお金を貸すに値する、将来性の高い会社であったことが伺えます。
コメント
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韓国のSKグループとカナダ輸出開発公社(EDC)が提携し、北米事業を強化するための覚書(MOU)を締結した。SKグループは過去5年間で北米事業を大幅に拡大し、投資と資産は約5倍に増加した。両社はクリーン技術と先進製造に関心を持ち、特にEV向けバッテリーや水素エネルギーのグローバルな製造業務とパートナーシップを重視している。
https://news.google.com/rss/articles/CBMiMmh0dHBzOi8vcmVzcG9uc2UuanAvYXJ0aWNsZS8yMDI0LzA3LzEwLzM4Mzg0Mi5odG1s0gEA?oc=5
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