上越・糸魚川方面で秋アオリイカを狙うなら、まず考えたいのは「上越か糸魚川か」ではなく、安全に利用できる海岸が砂浜・砂利浜・岩礁のどれに近いかです。地形が違えば、探すべき水深変化や波の見え方も変わります。
2026年9月には上越サーフ、糸魚川方面、糸魚川サーフの釣果例が確認されています。ただし、店舗スタッフの実釣とお客様からの報告を同列の再現性として扱うことはできません。この記事では実際の数字と地形の見方を分け、立入可否・海況・エギの選択まで順に整理します。
結論を先に言えば、①立入可能な場所か → ②波・風・退避路 → ③底質と地形 → ④水色 → ⑤エギを操作できるかの順に選び、条件が合わなければ移動か中止を選ぶ方針です。
結論|上越・糸魚川は「砂浜・砂利浜・岩礁」を分けて考える

上越・糸魚川では、地域名よりも海岸タイプを先に見分けます。砂地が続くサーフではブレイクや波の筋、砂利浜では足元から沖への変化と波打ち際、岩石海岸では岩・シモリと安全な退避経路が主な確認点です。
| 海岸タイプ | 最初に見る変化 | 向かない条件 |
|---|---|---|
| 砂浜・サーフ | 浅い盛り上がり、沖のブレイク、潮目 | 高波で立ち位置を保てない・エギを操作できない |
| 砂利浜・礫浜 | 波打ち際の勾配、流入による濁り、沖への水深変化 | 足元の礫が不安定、強い引き波、退避路なし |
| 岩礁・岩石海岸 | 岩とシモリ、潮の通り道、足場の確保 | 高波、落石、濡れた岩、立入禁止・逃げ場なし |
海岸タイプは釣果を保証する分類ではありません。同じ砂浜でも風・うねり・濁りによって釣りが成立しない日があり、見晴らしのよい岩場でも立入可能とは限りません。
2026年9月の実釣例|上越サーフと糸魚川方面で何が確認された?
個別の釣果記録は、釣れた場所の「万能な正解」ではなく、その日時に何を工夫したかを読む材料です。報告元と日時の違いを残して確認します。
| 日付・報告 | 釣果の範囲 | その日の参考点 |
|---|---|---|
| 9月18日/上州屋上越店スタッフ・上越サーフ | 3杯、平均胴長14〜15cm前後 | 波が徐々に落ち着き、朝マヅメに釣果。遠投を考えて3号中心、2.5号を補助に使用 |
| 9月12日夕方〜13日朝/上州屋伊勢崎店掲載のお客様情報・糸魚川方面 | 合計12杯、胴長14〜17cm | うねりのある条件で3号が扱いやすく、手前より沖に反応があったという当該釣行者の所感 |
| 9月24日/上州屋新真岡店掲載のお客様情報・糸魚川サーフ | 深夜約1時間半で4杯、最大20cm近く | 夜間の一釣行。釣果のあった浜の一般公開や今の釣況を意味しない |
この3例から言えるのは、2026年9月に上越サーフと糸魚川方面で秋アオリイカが釣れていたことまでです。夜が常に有利、糸魚川はどこでも急深、3号だけで十分といった結論にはつながりません。
参考:上州屋上越店の釣り情報/上州屋伊勢崎店の釣り情報/上州屋新真岡店の釣り情報
上越側のサーフ|砂地のブレイクと波の変化を読む
上越市の大潟区は、潟町砂丘を含む海岸砂丘の上に位置します。こうした広い砂浜の一部はサーフエギングの舞台になりますが、見た目が平坦だからといって海底まで一様とは限りません。
まずは、波が砕ける位置のずれ、沖へ延びる濁りや潮の筋、岸から見える浅い盛り上がりを観察します。波の崩れ方が隣の区間と違うなら、沖の地形が変わっている可能性があります。ただし、目で見た波だけからブレイクの位置や水深を断定はできません。
2026年9月18日の上越サーフでは、遠投を意識してエギ3号を中心に2.5号を補助に使ったと記録されています。狙う範囲を作る際の一例であり、すべての上越サーフに3号が必要という意味ではありません。

サーフで移動する前に見ること
- 歩いて移動するより先に、安全な進入路と戻り道を確認する。
- 波打ち際の砂が削られている場所、強い引き波が続く場所には近寄らない。
- 数投だけで判断せず、エギを狙った深さへ通せたかを確認する。
- 反応がなければ、カラーだけで粘らず海底変化が異なる区間を比較する。
一般的な藻・シモリ・潮目の探し方は、新潟のアオリイカがいる場所の選び方で詳しく扱っています。
糸魚川側|砂利浜・岩石海岸・護岸の違いを見る
糸魚川方面の海岸は、すべてが同じ砂利浜ではありません。砂利や礫の浜がある一方、親不知・子不知周辺は国土地理院が岩石海岸として掲載しています。また糸魚川海岸の一部は、海岸侵食に対応して護岸や人工リーフなどの対策が行われてきました。
砂利浜では、足元の礫の大きさや傾斜により波打ち際の歩きやすさが変わります。引き波が強く、足が取られる状況では近づかないことが前提です。沖の水深変化と岩の障害物を同時に意識しますが、釣り方を試すために危険な波打ち際へ近づく必要はありません。
岩石海岸はシモリや海藻がある可能性を考える材料にはなりますが、親不知周辺の崖・岩場をそのままエギングの推奨スポットにするものではありません。落石、足場、波の被り方、立入規制を個別に見て、退避できないなら釣行をやめます。
公的資料:国土地理院「海の作用による地形」、新潟県「糸魚川海岸の海岸保全」
糸魚川の「急深」は、すべての浜に当てはまる?
「糸魚川なら岸からすぐ深い」と決めつけるのは危険です。山地が海岸へ迫る場所や岩石海岸はありますが、人工リーフや護岸、河川からの土砂供給などによって実際の海岸線・海底は区間ごとに異なります。
現地では、安全な場所から波が崩れる位置や水の濁り方を見たうえで、エギが着底するか、底取りを狙わず中層で扱う方が安全かを判断します。特定の浜の正確な水深やブレイク位置は、今回参照した資料だけでは示せません。
水深があることだけではイカの居場所は決まりません。沖に反応があった2026年9月の糸魚川釣行例も、その日のうねり、潮、時間帯を含む結果です。
砂浜と砂利浜、同じ3号でも何を変える?
9月の実釣例ではエギ3号が使われていますが、サイズを決める第一条件は「月」よりも、風・波・潮の下で狙う距離と層を操作できるかです。
| エギサイズ | 考えたい場面 | 切り替え判断 |
|---|---|---|
| 2.5号 | 近距離・浅場で、イカのサイズや反応に合わせたいとき | 飛距離や操作感が足りなければ3号へ戻す |
| 3号 | 広いサーフを含めた基準として、距離と扱いやすさを両立したいとき | うねりや潮で底・層が把握できないなら無理に続けない |
| 3.5号 | より距離が必要、潮・水深などの条件で操作しやすくなるとき | 大型を保証する選択ではない。軽いサイズの方が自然に誘える場合もある |
砂浜では変化のある区間を横へ探す選択がしやすい一方、岩やシモリのある区間では底を取り続けることが根掛かりにつながる場合があります。地形が見えず危険な条件で「ボトム必須」と決めないことも大切です。
反応があるのに抱かないときは、号数変更だけでなくフォール速度や止め方の変更も候補です。詳しくはエギを追うのに抱かないときの工夫にまとめています。
9月の釣果を10月後半にどう読み替える?
9月中旬の3杯や12杯は、その日その地点で成立した釣行の結果です。10月後半にも同じ位置、同じサイズ、同じ時間帯で釣れる保証はありません。
秋が深まるにつれてサイズと行動パターンが変わることはありますが、釣行当日は新しい釣果報告と合わせて風向き・波高・うねり・河口からの濁りを見直します。直近の投稿があっても、波や立入制限は短時間で変化します。
9月と10月の基本的な違いは10月の新潟アオリイカ、朝・昼・夜の考え方は釣れる時間帯の選び方へ分け、ここでは上越・糸魚川固有の海岸選択に絞ります。
漁港・防波堤の立入禁止を先に確認する
海岸タイプを選ぶ前に、現地の立入可否を確認します。上越市は漁港の立入禁止区域に入らないよう案内しています。糸魚川市は、市が管理する鬼舞・大和川・親不知の3漁港について、漁港内を関係者以外立入禁止としています。新潟県も糸魚川地域の港湾内・漁港内は立入禁止と説明しています。
SNSに釣果の写真があること、過去に誰かが釣りをしていたこと、足元に墨跡があることは、立入りが許されている根拠にはなりません。港名をそのまま安全な釣り場一覧にしないことが重要です。
例外的に、直江津港第3東防波堤には管理釣り場が設けられています。しかし開放されるのは管理者が指定した範囲と時間だけです。施設公式の案内では、通常の開放期間は3月1日〜10月31日、日の出〜日の入りを目安とし、気象条件などで閉鎖します。施設の開放と港全体への立入りは別です。
釣行日の公式情報は直江津港第3東防波堤管理釣り場で確認してください。波・風が強い日は営業予定が変わり、開放期間中でも終日閉鎖となることがあります。
関連する公的案内:上越市の漁港立入禁止/糸魚川市の管理漁港/新潟県の港内魚釣り禁止
今日は上越と糸魚川のどちらへ向かう?判断フロー

地域名を先に決めず、その日安全に釣りが成立する区間を次の順で絞ります。
- 1. 立入と退避路:禁止区域・工事・駐車条件・戻り道を確かめる。
- 2. 海況:風向き、波、うねり、波打ち際の引き波を見て、少しでも危険なら中止する。
- 3. 海岸タイプ:砂浜・砂利浜・岩石海岸のどれで、安全な立ち位置を確保できるか比較する。
- 4. 水色と水深:濁り、ゴミ、潮の筋、沖の変化を観察する。
- 5. エギと移動:3号を起点に扱える号数を選び、成立しなければ移動または撤退する。
海岸の比較が成立しても、立入不可・退避路なし・高波なら釣りはしません。上越に行くか糸魚川に行くかの二択にせず、どちらも条件が悪ければ帰る判断を残します。
波・濁りの中止判断は新潟エギングの波と濁りの判断も参考になります。
よくある質問|急深・港・強風の疑問を整理
糸魚川は急深だから、上越より必ず釣れますか?
いいえ。糸魚川の海岸は区間ごとに異なり、深さだけではアオリイカの反応を予測できません。安全に操作できる地形と、その日の潮・波・濁りを合わせて判断します。
親不知の岩場ならどこでもエギングできますか?
いいえ。岩石海岸という地形分類は、釣行許可や安全性を保証しません。崖・落石・高波・退避路の問題があり、現地で安全条件を確認できなければ立ち入らないでください。
港の防波堤に人がいたら釣りをしても大丈夫ですか?
大丈夫とは言えません。港湾・漁港の立入禁止と管理施設の開放は別の制度です。管理施設でも指定された範囲と時間以外へ入らないでください。
風が強くても、エギを重くすれば続けられますか?
必ずしも続けられません。釣りを中止する判断が先です。エギの大きさや重さは操作性を補う道具であり、風・波・落石・転落の危険を解決するものではありません。
まとめ|地域名より海岸タイプと当日の条件を優先する
上越サーフの砂地の変化、糸魚川の砂利浜・岩石海岸の違いを知ると、同じ秋アオリイカでも探し方を変えられます。ただし、地形の違いは釣果を保証せず、立入可否と海況が最優先です。
2026年9月の釣果は上越・糸魚川方面でも秋イカを狙えた記録です。10月後半以降は情報の鮮度を確かめ、無理に過去の釣果場所を追わず、釣りが安全に成立する範囲だけで判断してください。
県内全体の候補を比較する場合は、新潟アオリイカ総合ガイド、柏崎・出雲崎・寺泊方面、新潟市・県北方面も参考になります。
参考資料|公的な地形・立入情報と2026年釣果
- 上州屋上越店|2026年9月18日 上越サーフ実釣(スタッフ)
- 上州屋伊勢崎店|2026年9月13日掲載 糸魚川方面の釣果(お客様情報)
- 上州屋新真岡店|2026年9月27日掲載 9月24日の糸魚川サーフ釣果(お客様情報)
- 上越市|大潟区の概要・潟町砂丘
- 国土地理院|海の作用による地形
- 新潟県|糸魚川海岸の侵食と海岸保全
- 上越市|漁港立入禁止の案内
- 糸魚川市|漁港の立入規制
- 新潟県|糸魚川港内での魚釣り禁止
- 直江津港第3東防波堤管理釣り場|ルール・開放期間
※釣果は2026年9月の個別記録です。管理施設の運営、工事、閉鎖、立入条件は変わるため、釣行直前に各管理者の最新案内と現地掲示を確認してください。






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